3月27日の日経平均株価は、前日比227.32円安の37,799.97円で取引を終えています。この日の国内株式市場は朝から終日軟調な展開となりました。トランプ米大統領が輸入自動車に25%の追加関税をかけると表明したことで、業績悪化懸念が強まったトヨタ自動車〈7203〉やマツダ〈7261〉などの自動車株が軒並み売られています。またそのほか、半導体に関する米中対立への懸念を背景に前日の米市場でフィラデルフィア半導体株価指数が-3.27%と急落した流れを引き継ぎ、アドバンテスト〈6857〉や東京エレクトロン〈8035〉など半導体関連日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが131銘柄、値下がりが91銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、フジクラ〈5803〉、ディスコ〈6146〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、KDDI〈9433〉、信越化学工業〈4063〉、テルモ〈4543〉、リクルートホールディングス〈6098〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億6,200万株、売買代金は4兆8,465.05億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、保険業、銀行業、食料品、陸運業、水産・農林業などが上昇した一方、非鉄金属、輸送用機器、その他製品、石油・石炭製品、海運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が新光電気工業〈6967〉で+1,000円(+15.72%)の7,361円、2位が大阪ソーダ〈4046〉で+126円(+7.78%)の1,746円、3位が岡三証券グループ〈8609〉で+52円(+7.59%)の737円となりました。
一方下落率は、1位が武蔵精密工業〈7220〉で-314円(-10.58%)の2,653円、2位がアドバンテスト〈6857〉で-579円(-7.44%)の7,202円、3位がフジクラ〈5803〉で-440円(-7.02%)の5,831円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは57銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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