3月21日の日経平均株価は、前日の米株がさえない動きとなった流れを引き継ぎ、寄り付き下落してスタート。もっとも、前日に米半導体企業アンペア社の買収を発表したソフトバンクグループ〈9984〉を筆頭に主力株が指数をけん引し、日中はプラス圏での推移が続いていました。しかし、アジア市場で上海総合指数と香港ハンセン指数が大幅に下落するなか、国内株式市場でも次第に売り圧力が強まり、日経平均株価は前日比74.82円安の37,677.06円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが91銘柄、値下がりが131銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、TDK〈6762〉、日東電工〈6988〉、信越化学工業〈4063〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、バンダイナムコHD〈7832〉、ソニー〈6758〉、東京エレクトロン〈8035〉、中外製薬〈4519〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は26億6,400万株、売買代金は5兆9,909.41億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、銀行業、その他製品、鉱業、医薬品、非鉄金属などが上昇した一方、輸送用機器、金属製品、保険業、海運業、卸売業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がGunosy〈6047〉で+77円(+13.23%)の659円、2位がTOWA〈6315〉で+186円(+12.39%)の1,687円、3位が南都銀行〈8367〉で+450円(+11.89%)の4,235円となりました。
一方下落率は、1位が北越コーポレーション〈3865〉で-121円(-8.71%)の1,269円、2位がアイチコーポレーション〈6345〉で-97円(-6.74%)の1,342円、3位がTDCソフト〈4687〉で-92円(-6.63%)の1,296円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは87銘柄、年初来安値を更新したのは3銘柄でした。
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