2月27日の日経平均株価は、前日終値を挟んでもみ合いながらも38,000円近辺では底堅さをみせ、前日比113.80円高の38,256.17円で取引を終えています。前日夜に発表された米半導体大手エヌビディアの24年11月~25年1月決算は、売上高および最終利益が四半期ベースで過去最高となるなど好調な業績が示されており、これを手掛かりに東京エレクトロン〈8035〉をはじめとした半導体関連銘柄の一角が物色されました。ただ、市場では米景気減速懸念や円高進行が重荷となっており、積極的に買い向く動きはみられません。今後も新たな好材料の発現があるまでは様子見ムードが続きそうです。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが173銘柄、値下がりが50銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、フジクラ〈5803〉、トヨタ自動車〈7203〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉、中外製薬〈4519〉、エムスリー〈2413〉、ファーストリテイリング〈9983〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は18億0,100万株、売買代金は4兆3,399.61億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、非鉄金属、保険業、輸送用機器械、その他製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、小売業、空運業、医薬品、精密機器、電気・ガス業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がトナミホールディングス〈9070〉で+1,000円(+17.04%)の6,870円、2位がソシオネクスト〈6526〉で+259円(+12.69%)の2,300円、3位がキオクシアホールディングス〈285A〉で+266円(+10.48%)の2,805円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がミガロホールディングス〈5535〉で-500円(-18.94%)の2,140円、2位が愛知製鋼〈5482〉で-1,030円(-13.22%)の6,760円、3位がセブン&アイ・ホールディングス〈3382〉で-280.5円(-11.69%)の2,118円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは16銘柄、年初来安値を更新したのは11銘柄でした。
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