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著名な投資家ハワード・マークス氏が語るバブル

著名なクレジット投資家のハワード・マークス氏が、2025年年頭の投資家向けメモで、バブルについて書いています。

 

先に重要な点を強調しておくと、彼は「いまはバブルだ」と主張しているわけではありません。「バブルとはどういうものか」について、彼なりの考えを開陳しています。以下に端折りつつ、補足しつつ、重要な点を記しておきます。

「先読み」のしすぎは、「間違っている」ことと同じ

ハワード・マークス氏は、「マーケットにおいては、早すぎることは間違っていることと同じである」と述べます。

 

筆者なりに補足をすると、たとえば、ある商品やサービスの将来性を確信し、それらを提供する企業やセクターについて「次はこれが来るから、いまが買いだ」と主張したとしても、火がつくまでには何年もかかる場合があります。

 

逆に、バブルを確信して「バブルだから、売却したほうがいい」と主張したとしても、バブルがはじけるまでに何年もかかる場合があります。

 

「バブルだ」と主張することも、その崩壊を主張することも「間違い」につながることが往々にしてあるため、軽々にはそうすべきでないということでしょう。また、人によっては、「バブルとわかりつつも、バブルに乗っていく戦略」を取るかもしれません。

 

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