10月28日の日経平均株価は、前日比691.61円高の38,605.53円で取引を終えました。27日に実施された衆議院選挙で与党が過半数割れとなり、政権運営への不透明感から前日終値と比べて155.97円安でスタート。
しかし、前週まで1,000円近く下落していて織り込み済みだったとの見方や、日経平均先物を空売りしていた海外投資家に買い戻す動きが見られたとの観測もあり、日経平均は一時800円を超える上昇となりました。
また、ドル円の為替相場が1ドル=153円後半の円安に進み、輸出関連株を中心に買われたことも大幅高の要因になった模様。
日経平均株価の寄与度上位は、中外製薬〈4519〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、信越化学工業〈4063〉、オリンパス〈7733〉、テルモ〈4543〉、ニトリ〈9843〉、日本製鋼所〈5631〉となりました。
東証プライム市場の売買高は17億8,200万株、売買代金は3兆8,858.42億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、輸送用機器械、医薬品、海運業、証券業、電気機器などが上昇した一方、鉱業、化学、石油・石炭製品、精密機器が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が中外製薬〈4519〉で+986円(+14.35%)の7,855円、2位がプレミアグループ〈7199〉で+271円(+12.52%)の2,435円、3位がMacbee Planet〈7095〉で+226円(+9.48%)の2,611円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が東京製鐵〈5423〉で-205円(-11.31%)の1,608円、2位がオリンパス〈7733〉で-160円(-5.64%)の2,678円、3位が能美防災〈6744〉で-144円(-4.68%)の2,931円で取引終了。
値下がり率2位のオリンパス〈7733〉は社長の辞任報道があり、大幅下落となりました。
なお、年初来高値を更新したのは9銘柄、年初来安値を更新したのは20銘柄でした。
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