「たとえば?」で類似点を探る⇒具体化力がアップ
「なぜ?」という自問自答を意識的に行うことは、自らの思考を深める手段として最も使われる手法です。しかし「なぜ?」の段階では、まだ深く掘れる余地が生まれたり、疑問のままで完結してしまったりする可能性があります。
そこで使えるのが「たとえば?」という視点です。「たとえば」は具体化力を伸ばし、話を圧倒的にわかりやすくしてくれます。実際にあなたの周囲にも会話に「たとえば」を使う人がいたら、注意深く聞いてみてください。きっとその人の話はわかりやすく感じることでしょう。
また「たとえば」は主に4つの意味(使い方)に分かれ、その汎用性に利点があります。それぞれの特性を理解して用いれば、より深く思考を整理できるでしょう。
「たとえば」の応用には、比較する対象を見つけて類似点・相違点を洗い出す手法が使えます。商品を宣伝するポスターを作成する際などに、競合他社と自社のデザインやキャッチコピーを比較することで、自分には気づけない問題点や魅力を浮き彫りにすることができるでしょう。
【ポイント】
●「たとえば?」は具体化力を伸ばす。
●具体例があるだけで、話が圧倒的にわかりやすくなる。
●「たとえば」の4つの意味を理解する。
●場面や状況に応じて「たとえば」を使い分けよう。
【監修】山口 謡司
大東文化大学名誉教授、平成国際大学新学部設置準備室学術顧問
1963年、長崎県に生まれる。フランス国立社会科学高等研究院大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経る。 著書にはベストセラー『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)をはじめ、『文豪の凄い語彙力』『一字違いの語彙力』『頭のいい子に育つ0歳からの親子で音読』『ステップアップ0歳音読』『いい子が生まれる 胎教音読』、監修に『頭のいい一級の語彙力集成』(以上、さくら舎)などがある。
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】


