仕事をする上で欠かせない「自分の考えを相手に伝えるスキル」が身につく!語彙力・読解力を高める〈読書術〉【大東文化大学名誉教授が解説】

仕事をする上で欠かせない「自分の考えを相手に伝えるスキル」が身につく!語彙力・読解力を高める〈読書術〉【大東文化大学名誉教授が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

言いたいことはあるのにうまく言葉にできない…そんな「言語化」に関する悩みに効果的なのが「読書」です。その際、ただ読むのではなくポイントを意識することが重要です。そこで本稿では、山口謡司氏の著書『言語化100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、語彙力や読解力がぐっと増す読書術をご紹介します。

ノートとペンを用意して、本を読みながらメモをとる

本を読むときは傍らにノートを用意しておきましょう。心がすーっと楽になる言葉、背筋を正される言葉、「そうだったのか!」と疑問を解決してくれる言葉、「これは使える!」と得した気分になる言葉、魂が沸き立つ言葉、涙が出るほど感動した言葉…。本を読んでいると、そんなあなたの琴線に触れる言葉に出会うことが多々あります。

 

人との出会いだけでなく、言葉との出会いも一期一会。忘れないうちに、ノートに書き写しておきましょう。すると、あなたが生きる上でのお守りになったり、生きる方向を指し示すコンパスになってくれたりします。

 

自分には難しくてよくわからないのだけれど、なぜか惹かれるという言葉もあります。このとき、「わからないものをあえて書き残す」という視点を持ってノートに書き写してみましょう。「どういう意味かな?」と思ったら、辞書を引いて調べてみてください。そして意味がわかったら、実際に使ってみましょう。すると、1つ語彙が増えて言語化能力も高まっていきます。

 

(出所)
【図表】読みながらメモしたいこと (出所)山口謡司著『言語化100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)

 

【ポイント】

●読書とノートをセットにしておく。

●「いい言葉」との出会いは一期一会。

●「いい言葉」は、あなたのコンパスになる。

●わからないことも書き写す。

次ページ批評の正体は「ツッコミ」

※本連載は、山口謡司氏監修の書籍『言語化100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋・再編集したものです。

言語化100の法則

言語化100の法則

山口 謡司(監修)

日本能率協会マネジメントセンター

【日本人は「言葉にして伝える訓練」が不足している!】 「自分の考えをまとめるのが苦手」「言いたいことはあるのに言葉にならない」「何を言いたいのかわからなくなってしまう」「ありきたりな感想しか言えない」…などなど…

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