(補論)関西圏「新築マンション価格指数」と「平均価格・m2単価」(不動産経済研究所公表)の比較
「新築マンション価格指数」と不動産経済研究所が公表する「平均価格」を比較すると(図表-17)、2014年以降、両者のかい離が広がっている。
不動産経済研究所によれば、関西圏の新築マンションの平均面積は、2005年の74m2から2022年の60m2となり、15年間で▲19%縮小した。アベノミクス以降の価格上昇局面において、面積を狭くし価格(総額)を抑える動きが進み、両者のかい離が拡大したと推察される。
また、「新築マンション価格指数」と「m2単価」を比較すると(図表-18)、両者の長期トレンドは概ね一致しているものの、2015年以降、「m2単価」の方が大きく上昇している傾向がみてとれる。
関西圏の新築マンション新規供給において、価格水準の高い「大阪市」の割合が拡大していることが一因と考えられる(図表-4)。
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