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個人デスク廃止の成果
K社の営業部門では、当初、営業マンがそれぞれのデスクを持っていました。各人のデスクの上は書類がうず高く積まれ、足下にもモノがあふれている状況でした。
それぞれの書類を捨てて、整理を進める過程で、個人デスクも廃止しよう、ということになりました。
これまでは、部屋の周囲にそれぞれのデスクが配置され、各人はお互いにお尻を向けて座る形でした。これらの個人デスクを捨てる代わりに、部屋の中央に、楕円形の長テーブルを設置しました。部屋が広々とした余裕のある空間に生まれ変わりました。
すると、興味深いことが起こりました。今まではお互いにお尻を向けて座っていたものが、楕円形の長テーブルにしたことで、向かい合わせで座ることになり、そこで会話が生まれるようになったのです。
たとえば、客先の情報を交換し合ったり、新商品についての知識を教え合ったり、ということが自然とできるようになったのです。その結果、掲げられたかなり高い営業目標も、全員の協力で達成することができたのです。
固定デスクとの使い分け
当然ながら、固定したデスクが必要な場合もあります。特に、総務や経理など、一日中特定の事務仕事をする職種の場合には、フリーアドレスは向かないかもしれません。専用のOA端末に入力するような仕事の場合にも、その端末は固定式になるでしょう。
また、前項まででご説明したとおり、オンライン会議の際には共有デスクではやりにくいかもしれませんので、別途、籠れるような小部屋を用意するといいでしょう。
いずれにしても、固定式デスクにするのかフリーアドレスにするのか、それぞれの特性をよく検討して、状況に応じた最適なあり方を追求していってください。
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