変化前と変化後を見て、変化の理由を考える
■ケーススタディ/変化前・変化理由・変化後フォーマット
▶①英語の模試結果について考える
前ページで紹介した「変化前・変化理由・変化後フォーマット」を、勉強、具体的に言うと模試で考えるとこちらのようになります。
ここでは、模試の偏差値が上がったことの理由を「変化理由」に持ってきています。これを見て、「これは結果からただ後づけで理由を考えているだけだから、あまり意味がない」と思う人ももしかしたらいるかもしれません。しかし、実はこの分析、他の教科に活きてくるという点で意味があるのです。
英語の勉強が上手くいっていなかった変化前の状態から、基礎的な勉強を継続したり、毎朝の勉強習慣をつけたりすることで問題が解けるようになった、という変化は同じ形で他の教科でも応用できるはずです。
こうして考えることで、勉強にこのフォーマットを用いることの価値が出てくるのではないでしょうか。
▶②人とのコミュニケーションの取り方について考える
こちらはまた系統が大きく変わり、人とのコミュニケーションの取り方について変化前・変化理由・変化後フォーマットで分析した例になります。この分析者は、人と話すことが楽しくなったという変化の理由を、「自分の気持ちを大切にするようになったから」と分析しています。
日常生活での変化について、理由を考える習慣なんてないという人が多いのではないかと思います。ですが、ここで少し変化理由を考察してみることで、何か新しい発見があるかもしれません。
▶③締め切り内に提出物を出すことについて考える
さて今度は、このフォーマットで「締め切り内に提出物を出すこと」について考えてみましょう。
やるべきことをつい後回しにしてしまい、提出物が期間内に出せないという経験はきっとみなさん一度はあると思います。それでは、提出物の期限を守れる人と守れない人、一体何が違うのでしょうか?
鍵は優先順位です。やるべきことが多くあったとしても、そこに優先順位をつけることができれば1つずつ確実に終わらせることができます。ぜひ実践してみましょう。
永田 耕作
現役東大生
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