現役東大生が実践「物事の理解を深める原因と背景を考える法」 (※写真はイメージです/PIXTA)

ある物事の理解を深めるためには、背景と原因の両方を理解する必要があります。まず、その表面的・直接的な原因を考えます。次にその裏側にある、間接的な原因を考えます。現役の東大生の永田耕作氏が著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

理解を深めるには背景と原因を探る

▶「理解力」背景/原因フォーマット

■物事には原因がある。そして原因には背景がある

 

ある物事の理解を深めるためには、背景と原因の両方を理解する必要があります。

 

「なぜ最近、駅前の商店街に活気がなくて、シャッターを閉めたままの商店街が増えているのか」という質問に対して、「多くの人が商店街で買い物をしなくなったから」というのは正しい回答だと言えます。

 

ですが、不十分ですよね。なぜ買い物しなくなったのかの原因も知りたいと思いませんか? 背景には「車で移動して一括で買い物ができる大型ショッピングモールが増えたから」という原因も、「地方部で駅を利用する人が減って車を利用する人が増えたから」という原因もあります。

 

背景まで理解できなければ真に理解したことにはならないのです。

 

原因だけでなくその背景にあるものまで考えるためのフォーマットがこちらになります。

 

出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。
出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。

 

■使い方

Step①考えたいこと、問いを上に書く
Step②その表面的・直接的な原因を考える
Step③その裏側にある、間接的な原因を考える
Step④間接的原因を踏まえて、その問題の背景を考える

 

■考え型の基本

物事の裏側を理解しなければ、本当の意味で理解したことにはなりません。かの豊臣秀吉公は刀狩りの際に「大仏に使うための金属として使うから刀や鉄製の農具を献上するように」と農民に言い、事実として金属は大仏の建立に使われました。

 

しかし、それは建前の理由。農民が反乱などを起こせないようにするために刀や鉄製農具を奪いたかったわけです。こう考えると背景にあるのは、農民の一揆などが多く発生していたという事情だと言えます。1つの要因で満足していると真の答えにはたどり着けません。いろんな目線で見る必要があります。だから、「なぜ」という問いを深掘りしてみるようにしましょう。

 

僕らはつい、事象を直接の原因で考えがちですが、社会的な背景や裏側の事情などもあるはずです。売り上げが少ないからといって商品の単価を高くすればいいってものではありません。商品そのものを変えたりとか、お店の場所を変えたりとか、もっと間接的・背景的なところから変えていくことが必要なこともある、ということですね。

 

■深掘りするなら…?

背景とは、その事象を招いている根本的・本質的な原因のことです。それを知るために、「なぜ」を繰り返していきましょう。「なぜお客が減ったのか」「なぜ車移動が増えたのか」、どんどんなぜを繰り返していけば、どんどん本質的な原因に近づけるはずです。

 

■ココがポイント![間接的な現認を考える]

 

ダイレクトな原因ではなく、その状態を引き起こしている環境的な要因について考察してみましょう。

暴力事件が起こったとして、もちろん暴力をふるった犯人も悪いですが、なぜそうなってしまったのか、もっと広い視野で考えなければなりません。引いた目線で考えることを徹底してみてください。

 

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    現役東大生

    2001年生まれ。愛知県名古屋市出身。公立高校から学習塾に入らずに現役で東京大学理科一類に合格。東京大学の進学振り分けシステムにおいて文系へと転向し、現在は東京大学教育学部に所属。同時に株式会社カルペ・ディエムに所属し、様々な学校の高校生に「勉強との向き合い方」や「努力の大切さ」を伝える講演活動を実施している。自分自身のこれまでの経験や、大学で学んでいる教育論を整理しつつ、中学生高校生とも触れ合いながら自分自身の考えを洗練させている。

    著者紹介

    連載「考えるには型がある」東大生の思考回路を再現

    本連載は永田耕作氏の著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

    東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

    永田 耕作

    日本能率協会マネジメントセンター

    変化の激しい時代において、ただ目の前にあることを受け入れるだけではなく、自分で思考するということが、ますます重要になってきます。しかし、「考えようとしても途中で頓挫してしまう」、「考えたけれどその答えに自信が持…

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