(※写真はイメージです/PIXTA)

何か物事に行き詰まったときは、その物事を自分自身で分析できていない場合が多いです。分析力が高まるフレームワークをみていきましょう。現役の東大生の永田耕作氏が著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

分析には無限の使い道がある

■分析力とは

 

物事を「分析」するとは、一体どのようなことなのでしょうか? 分析という言葉は、「複雑な事実・事柄を1つ1つの要素に分けて、状態を明らかにすること」という意味で使われることが多いです。

 

分析の「析」という字は、「透析・解析・析出」などの熟語に使われ、「物事を解きほぐす」という意味を持っています。つまり、パート1での「理解」が物事を多面的に捉えるという意味であるのに対して、こちらの「分析」は物事を細分化して捉える、ということになります。

 

何か物事に行き詰まったときは、その物事を自分自身で分析できていない場合が多いです。原因について自問自答したり、事実と課題を分けて考えたりすることで何をすべきかが見えてくることがあります。

 

そして「分析」には、無限の使い道があります。自分の失敗の改善に役立ててもいいし、自分のこれからの行動の目標につなげてもいいし、結果を出すための戦略的思考に結びつけてもいいのです。

 

僕は昔から、留学をしてみたい、とずっと思っていましたが、ぼんやりと考えていただけで条件などについて詳しく調べることは最近までありませんでした。

 

大学生になって、実際に大学の留学制度などを調べてみると、テストのスコアがどのくらい必要なのかや、募集要項、締め切りはいつなのか、面接はいつどこで開かれるのか、実際にどのくらいの割合の人が留学に行けるのかなど、知っておくべきことがたくさんあることがわかりました。

 

このように細かく物事を「分析」して見ていくと、自分がこれからすべきことがわかってくることがあるのです。分析は、根本的、かつ本質的なスキルになってくると思います。これを身につけさえすれば、他でも応用することができるようになるのです。

 

■分析力を高めるフレームワーク

 

こちらのパートでは、そんな「分析力」が高まる3つのフレームワークを紹介します。

 

8つの質問シート
何か物事を「やる前」に行ってほしい分析の仕方をまとめている

 

効率アップフレームワーク
その物事を「やっているとき」に自分の行為を効率的にする

 

事実⇄課題フォーマット
その物事を「やった後」の自分の問題を分析する

 

どれも物事を遂行するときに必ず必要になってくるものですので、みなさんぜひ実践してみてもらえればと思います。

 


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    本連載は永田耕作氏の著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

    東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

    永田 耕作

    日本能率協会マネジメントセンター

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