(※画像はイメージです/PIXTA)

1月に入ると、高校入試では東京都の場合、出願期間がやってきます。保護者のみなさんは、出願スケジュールをきちんと確認しておき、年末年始など時間があるときに願書の作成を進めておきましょう。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

子どもの体調管理だけをしっかり考える

■入試までカウントダウン

 

▶入試まで1週間

 

カウントダウンができるほどに試験日が近づいてきました。もう1週間前だと思うと、焦りや緊張から不安な気持ちが湧いて、ソワソワするかもしれません。息子は「ヤバいな」を連呼していましたが、意外とまだプレッシャーを感じている様子はありませんでした。

 

この時期、息子は入試までにやっておきたいことが本人の中で明白だったので、それらをやること以外は、あまり気にしていませんでした。落ち着いて、やれるだけのことはやっておこうと勉強していました。計画的に勉強を進めていると、焦りや不安よりも「やらねば」という考えが先に出て、落ち着いていたように思います。

 

この時期に何をすればいいのか焦ってしまう場合は、もう一度、これまでにやってきた過去問や模試を本番の形式で解いてみましょう。直前も過去問でリハーサル体験を積んでおけば、入試本番に落ち着いて取り組めるでしょう。

 

息子は、制服を着て過去問に取り組み、臨場感を出していました。時間割を本番と同じにして、休憩や昼食なども入れて、本番さながらのスタイルで取り組みました。こうすることで当日のシミュレーションができ、当日のペース配分や時間の確認ができます。

 

この頃に新しい参考書や、本人が難しいと思う参考書に手をつけることはやめておきましょう。まだひと月あれば大丈夫ですが、残り1週間では、解けなかった・わからなかった場合に、不安や焦りが大きくなって自信をなくしかねません。知識問題であれば、覚えるだけで済みますが、そうでない新しい問題は、やめておくほうがいいでしょう。

 

もう一度、志望校の過去問をやってみる。

 

先ほど、直前に新しい問題集はやらないと書きましたが、理科・社会の総復習だけは、新しい参考書で行いました。これは、暗記・知識問題の確認をする目的で取り組みました。

 

・『高校入試 10日でできる! 中学3年分まるごと総復習 理科』(文英堂)
・『高校入試 10日でできる! 中学3年分まるごと総復習 社会』(文英堂)

 

この2冊は、最後の総仕上げ用に準備して購入していました。本人が1週間を切ったらやると決めており、10日はかけずに、3日ほどでやりました。理科・社会は、最後までしっかり暗記や理解の総復習をすることで、直前でも得点アップにつなげることができるでしょう。

 

理科・社会は、総復習で知識の確認を。

 

勉強をするのも受験をするのも本人です。保護者はここまでくれば、あとは体調管理だけをしっかり考えてあげながら過ごしましょう。

 

塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

 

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※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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