(※画像はイメージです/PIXTA)

1月に入ると、高校入試では東京都の場合、出願期間がやってきます。保護者のみなさんは、出願スケジュールをきちんと確認しておき、年末年始など時間があるときに願書の作成を進めておきましょう。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

休日などを計画的に使って準備を進める

では、出願の大まかな流れを簡単に説明しておきましょう。

 

出願についてですが、従来は、出願期間中に窓口持参や郵送する方法が主流でしたが、近年はインターネット出願が増えています。ただし、高校入試は、調査書や推薦書などの提出書類があるため、多くの学校がインターネット出願と書類の郵送を併用するかたちをとっています。

 

出願時期は、時期が重なる場合が多いため注意が必要です。書類は学校の窓口に持参できる場合もあるなど、それぞれ違いがありますので、出願方法や期間は募集要項でしっかり確認することがとても重要です。

 

■一般的な出願の流れ

 

12月、最終三者面談で受験校を決定
 ↓
12月15日~・私立高校入試相談開始 (※中学校の先生と高校)

冬休み中

・学校側、調査書作成 ※指定用紙がある場合、家庭から中学校に提出
・私立の願書作成(家庭側)
 ↓
1月15日~・私立推薦入試から出願開始 ※インターネット出願が増加
 ↓
・出願サイトから項目入力
・入学検定料の振り込み
・受験票・宛名票などを印刷、顔写真貼付(データアップロード可能な場合も)
・インターネット出願後、簡易書留やレターパックで願書一式を高校に郵送
 ↓
・試験日当日は、受験票を持参する

 

以上が一般的なイメージですが、このような流れで受験校に出願をします。

 

時期は、東京都の場合、私立推薦が1月15日から、私立一般入試は1月25日から解禁されます。都立高校の一般一次出願は2月です。出願期間は受験校で異なるため、中学校や私立の各高校、都道府県教育委員会が発表する情報を早めに確認しておきましょう。

 

出願の準備期間と出願時期は、保護者の負担が増えます。勉強は本人しかできませんが、【出願の流れ】にある願書作成や検定料の振り込み、ネット出願、願書郵送などの出願関係は、保護者の役目になってきます。

 

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※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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