併願校受験と本命の都立高の受験
▶合格発表・入学手続き
長かった塾なし受験プロジェクトが終わりに近づいています。受験する学校数によりますが、数日にわたる入試日を無事に乗り切ることが、最後の大きな山となるでしょう。
息子は、2月10日から3日連続で私立高校を受験しました。ハードなスケジュールだったためかなり疲れていましたが、体調を崩すことなく乗り越えました。入試が始まると受験生はとても緊張するでしょうから、体調面への目配りは絶やさないようにしましょう。
私立受験では、多くの学校で、翌日インターネットで合格発表が行われます。数校受験する場合は、入試日と合格発表が重なることがあり、その場合は、入学試験・合格発表・入学手続きが重なる慌ただしい週になります。
【例】※2020年2月~3月の入試日程
2月10日(初日)○中大附属高校受験日
2月11日 △本郷高校受験日/〇中大附属合格発表日
2月12日 ◇青山学院受験日/△本郷合格発表日/○中大附属手続き日
2月14日 ◇青学合格発表日
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2月21日 都立一次入試
3月2日 都立合格発表/△本郷高校手続き日(※公立との併願で延納希望済み)
2日目は、本郷高校の入試だった息子の代理で、私がウェブサイトから合否の確認をしました。また、夫と手分けして合格掲示を確認しに現地にも行きました。合格した高校には、入学手続き書類を受け取りに行かなければなりません。
息子は幸い、併願した私立3校に合格しました。合否の可能性はいろいろなパターンがあったので、それぞれの場合の手続きについて、夫婦の役割は事前に確認しておきました。複数校受験の場合は、合格発表を含め、当日の動き方の確認が必要になります。日程が重なる場合は、家族の協力が必要です。
息子は、初日に受けた中央大学附属高校が第二志望だったので、期日までに入学手続きを済ませました。これで、安心して第一志望に挑戦できるというわけです。そうです、公立受験の本番はこれから、私立受験の後なのです。東京の場合、最初の私立合格発表から10日後に、都立の一次試験があります。併願校に合格した後も、集中力を切らさずもうひと踏ん張りできるかどうか、これが受験生にとってラストの勝負どころです。
私立の合格を受け安心したこともあり、息子は気持ちを切り替えて、都立入試に向け、最後の総仕上げを始めました。第一志望校受験まで、あと残り1週間。残り1週間の勉強や過ごし方は、以前に述べた通りです。
▶入学金について
初日に受験した大学附属の私立高校は、都立志望でも入学金を期日内に納めなければならない学校でした。一方、2日目に受験した高校は、都立第一志望の申請をすれば、都立の合格発表まで入金を待ってくれる学校でした。このように、入学金の扱い方は学校によって違いがあります。お金の問題は大切ですから、事前にしっかり調べて親子で納得のいく選択をしておきましょう。
最終的に都立に合格したので、2日目の学校を保険にすればよかったのではと思われるかもしれませんが、息子は、もしどちらの私立も合格した場合、都心にある2日目の学校よりも初日に受験した付属高を希望したため、入金して入学手続きをしました。都立に合格した場合、お金は返還されないと理解した上での選択でしたが、もし都立が不合格だった場合は、この附属高校で高校生活を送りたいと考えていたからです。
都立の合格発表まで入金を待ってくれることを条件に、併願受験校を決定する選択もできますから、この入学金の問題については、事前に確認をしてどう対応するのか親子で話し合っておくことが望ましいでしょう。
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