(※画像はイメージです/PIXTA)

1月に入ると、高校入試では東京都の場合、出願期間がやってきます。保護者のみなさんは、出願スケジュールをきちんと確認しておき、年末年始など時間があるときに願書の作成を進めておきましょう。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

高校受験校は2~3校という生徒が多い

▶願書と出願について

 

1月に入ると、いよいよ出願期間がやってきます。保護者のみなさんは、出願スケジュールをきちんと確認しておき、年末年始など時間があるときに願書の作成を進めておきましょう。フルタイムで働いている保護者の方は、なおさら計画的に取り組みましょう。

 

息子は一般入試の受験校が4校あったこともあり、この時期、親としては何かもれがないか緊張しました。通常、受験校は2~3校という生徒が多いようです。

 

※以降、ここに書く内容は東京都の場合です。都外にお住まいの受験生の受験事情は異なり、受験制度や出願期間、入試日にはずれがありますので、ご注意ください。

 

推薦、一般ともに、公立入試の前に、私立入試が始まります。私立高校の書類入手は家庭での準備になります。願書提出方法の確認と併せて、早めに準備を進めましょう。

 

第一志望が都立(公立)の場合、落ち着いて都立を受けるためには、併願受験をする私立に合格しておくことがとても大切です。そのため、東京の多くの受験生は、滑り止め対策として併願優遇で私立高校を受験します。併願優遇については、私立高校が内申によって合格の確約をし、都立高に不合格だった場合は、その私立高校に入学することを約束する東京の私立独自の受験制度です。

 

併願優遇を利用するための条件は、

 

①高校が設定している内申点基準をクリアする。
②12月、中学校の先生と高校の間で、併願優遇を利用することを事前に確認する。
③一般入試を受験する。

 

併願優遇も一般入試を受けますが、この3条件でほぼ合格が保証されます。この制度を利用すれば、事実上、12月にはその高校に合格ということになります。一般入試の点数は関係ない学校がほとんどですが、高校によっては入試の点数に加点する学校もあるので、事前に確認をしておきましょう。

 

併願優遇制度を利用するメリットは、進学する高校があるという安心感でしょう。安心感をバックに、第一志望の都立に合格できるように、きたる都立高校入試までしっかり勉強を続けることが大切です。

 

次ページ休日などを計画的に使って準備を進める

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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