ゲストハウスは大赤字なはずだったが
ではそもそも投資家になるきっかけになった方を紹介します。
沖縄の金持ち父さんはゲストハウス(1泊1500円の民宿)のオーナーです。(以下オーナーとします)。当時40代半ばでした。
もともとはサラリーマンで地域情報雑誌(サービスが手厚い高級スーパー銭湯など専門)の編集長をされておりましたが、社長の息子が入ってきて、パチンコなどでサボって仕事しないので、厳しく指導したところ、社長からクビにされてしまったようです(汗)。
サラリーマンやばいなと驚愕したのを記憶しています。
私は、もともとはゲストハウスのお客さんでしたが、オーナーから掃除などを手伝ったら、宿泊費タダにするよとスカウトされて、働いていました。
オーナーは顔がかなり広い方で、様々な方をゲストハウスに招待して飲み会などをする機会があり、その際にいた方々とお話する機会が多かったですが、経営者がお金も人間的魅力もあるなと感じ憧れを持ちました。
またサラリーマンが嫌になって人生を悩んで会社を辞めて旅に出たというお客様が多かったこと、前述のオーナーが理不尽にクビになった話を伺い、サラリーマンにはなりたくないなと漠然と思うようになりました。
しかし、肝心のオーナーのゲストハウスはオープンしたばかりでしたが、稼働率が数%と大苦戦です。
賃貸で家賃15万払っていると聞いていましたので、家賃程度しか売り上げがなく、大赤字間違いなしな状況です。
オーナーには家族もいますので、生活が心配になりましたが、問題ありませんでした。
理由はコインランドリーです。
オーナーはサラリーマン時代に副業でコインランドリーの経営を始めて、4店舗を賃貸で経営していました。
中古の機材を格安で仕入れて、工事も友達にやってもらい、運営していました。
またうまくいかない店舗は、機材を撤去し移転するなどもしていました。
4店舗のうち1店舗が足を引っ張っており、撤去をお手伝いしたので、こういうやり方があるのかと勉強になりました。
コインランドリーでは年間1000万円程度利益が出ていたようで、それでゲストハウスの赤字を補填していたようでした。
いまから思うとかなり優秀な投資家でした。
それまでは、ハイリスクハイリターンの起業するのか、ローリスクローリターンのサラリーマンか2つの選択肢しかないのかなと思っていましたが、考え方が変わりました。
このオーナーのやり方を見て、サラリーマンをしながら副収入を得て、それをベースに起業するというのが私の目指す方向性だなと当時思うようになりました。
いまの私があるのはこのオーナーから学んだところが大きいです。
なお、オーナーは現在、逮捕されて全国ニュースになりました。ゲストハウスは廃業し、先日どうなっているか行ってみたら更地になってました。
無茶をするとまずいということも身をもって学ばせて頂けました。
このような2人の金持ち父さんがきっかけで私も投資家になり、今に至ります。
身近な人で投資などをしている人がいると、自分自身理解もしやすく、マインド的にも有利になったなというのは強く感じます。
大津社長(若杉龍志)
日本リーシング不動産株式会社代表取締役
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