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市民や大衆の力で未来を切り拓くしかない
■国民のレベル以上の政府や政治は生まれない
作家の保阪正康さんは、テレビの報道番組で、太平洋戦争の反省を踏まえ、コロナ禍の対応に苦慮する日本政府のことを次のように指摘しました。
「敵の“実態”を知らなかった」
「戦略、戦術がない。先を読む、先行型のプログラムがない。対症療法になっている」
「現状と経過を国民に正確に伝えていない。国民に下駄を預けて当事者意識がない」
未曽有のコロナ禍に対し、日本政府はまるで、愚かな戦争に突き進んだ時と同じ過ちを繰り返しているのではないかと評しました。政治家は決断できず、責任も取らない。そうした体質は指摘の通り、戦前、戦中と変わっていないのかもしれません。
私たちの政府は、この程度のレベルだということを自覚するところから始めるべきです。
「前例がありませんから」
政治家や公務員が口にする言葉です。
しかし、考えてみてください。世界は日々、めまぐるしく変化しています。前例がないことがあふれています。前例を打ち破っていかなければ未来は切り拓けません。政府、議員、役人、有識者、大企業など、これまで国を引っ張ってきた「権威」はかつての力を失い、迷走しています。政府や政治家の政策立案・実行の機能は停滞し、的確で、勇気ある政策をなかなか生み出せなくなりました。時代の変化のスピードに追い付いていないのです。
「国民のレベル以上の政府や政治は生まれない」
これが私がたどり着いたひとつの結論です。ならば、国民一人ひとりの力で、私たち市民や大衆の力で未来を切り拓くしかありません。
「お上(かみ)」や権威に依存する思考を転換させないと未来は拓けません。未来を切り拓くのは、私たち民の力であり、市民、大衆の自考だと思うのです。人の何倍も苦しんでいるあなたのような人が、政治や政策に携わるようになったら、社会はきっと良くなる。
絶望の淵に立った人なら、人の悲しみが分かり、それを政治や政策に生かせるはずです。今苦しんでいるあなたこそ、政治や政策に関わるべきだと思います。
自考で、自分を守ることができたら、今度は社会のために立ち上がってください。