不動産投資は「儲からない」と批判する人がいます。不動産投資は儲かる話ではありませんが、投資対象としてふさわしくないわけでもありません。あなたが「堅実に」資産を作っていきたいのであれば、不動産投資ほど適した投資法はありません。24,000戸以上を管理する不動産会社の代表の重吉勉氏が著書『不動産投資が気になったらはじめに読む本』(金風舎)で明らかにします。
東京23区内の徒歩10分以内のワンルーム
最初の1年間のローン返済額は約75万円になり、そのうちの元本返済額は42万4476円です。さきほどの手残り56340円と元本返済額を合計した48万0816円が年間の資産拡大額です。ローンを利用する際に投下した自己資金額は80万円でしたから、投下資金の半分以上もの資産がたったの1年間で拡大したことになります。
ローン返済額に占める元本返済分の割合は月を経るごとに増えていきます。投資用ローンは元利均等方式という返済方法を用いるからです。つまり資産の拡大スピードも少しずつ加速します。たとえば2年目の元本返済額は48万7830円です。
元々の自己資金80万円をほかの金融商品で運用して、たとえば単年で10%の利回りが出たとしても、増える資産は8万円です。これを考えれば、資産を毎年48万円以上増やすのは至難の業ですよね。
あなたの資産の拡大に貢献してくれたのは、入居者の家賃収入です。入居者の力でこれだけ資産が拡大しているのです。銀行という他人から借りたお金を、入居者という他人が払ってくれたお金で返済することで、あなたのお金が増えているわけです。
もちろん、この計算の前提には賃貸需要が安定しており、空室リスクの少ないマンションであることが必要です。空室リスクが高い投資物件の場合、資産の拡大の源泉となる家賃収入が途絶えがちになるので、ローンの返済も苦しくなります。
では、安定して資産を拡大していくためには、どんな物件を選べばよいのでしょうか。
それが、東京23区内の駅から徒歩10分以内のワンルームマンションなのです。
重吉 勉
株式会社日本財託 代表取締役社長
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株式会社日本財託
代表取締役社長
1962年生まれ。石川県小松市出身。早稲田大学社会学部中退。
1990年、株式会社日本財託を設立するが、まもなくバブル景気が崩壊。それまで羽振りのよかった不動産会社が次々と倒産。地獄のような苦しみを味わうなか「生き残るには地道な固定収入が大切だ」と気づき、「不動産業の原点は管理業だ」と確信する。
31年間の賃貸経営サポート業務を通じ、失敗した人を多く見たこと、そして自分自身もバブル崩壊で失敗した苦い経験があることなどから「失敗しないための不動産投資法」などのセミナー活動を積極的に行う。「管理を通じてお客様と一生涯のお付き合い」を経営理念として、日本で最も信頼される不動産会社を目指している。
著書に『中古ワンルームマンションで収益を上げる!』『東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい』『中古ワンルームは「東京23区」を買いなさい!』『中古ワンルーム2戸からはじめる家賃40万円稼ぐ黄金の法則』『今すぐ東京の中古ワンルームを買いなさい!』『低金利時代の不動産投資で成功する人 失敗する人』(いずれもかんき出版)がある。
2021年8月末現在、オーナー数は8,677名、24,341戸を管理。年間平均入居率98%という、他社には類を見ない高い入居率を維持している。
日本財託グループ
http://www.nihonzaitaku.co.jp/
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