(※写真はイメージです/PIXTA)

留学先は英語が母語の国がいいと考えています。候補はイギリス、アメリカ。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドあたりになります。私が息子の留学先にニュージーランドを選んだ理由とは。歯科医師の成田信一氏が著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)で解説します。

英語ができるようになってから留学

次男は、オークランドの公立校に留学し、学校と同じ敷地内に隣接した寮から学校に通っていました。寮は留学生だけでなく、学校に通えない距離に自宅があるニュージーランド人も利用しています。二人1部屋で、日本人が同じ部屋にならないようになっています。次男の同部屋の子はニュージーランド人だったそうです。

 

学校は最初の3カ月間は留学生のための語学クラスに入り、4カ月目から現地の子どもたちと同じクラスに移行しました。授業は大学のように科目選択制で、自分で興味のある科目を選びます。

 

クリスマス休暇中だけは日本に戻ってこなければならないそうで、そこが盲点でしたが、休日の過ごし方など、さまざまなことを自分で判断し、元気にオークランドの生活を満喫したようで、逞しくなって帰国しました。

 

私の期待通り、英語力が向上していたほか、家庭の中でも自分から率先して動くようになり、妻も助かっているようです。

 

留学時の次男の英語力は、英検準2級は取得してはいましたが、部活などがあり2級のテストは受けずじまいだったので、たぶん英検2級には足りない程度だったと思います。本来は、もう少しレベルアップしてから留学させたほうがよかったのかもしれません。

 

次男によると、留学当初、言葉がわからず非常に苦労したようです。ですので、中3で2級を取ってから、高1で留学すれば、すごくスムーズだったと思います。

 

追ってお伝えする留学と矯正スケジュールの中では、英検は2級を取得する前提で説明しています。

 

ただ、長男の同級生で留学した子からは、「留学して英語ができるようになるのではなくて、英語ができるようになってから留学したほうがいいよ」と言われました。

 

確かにそれもそうです。日本にいる間にある程度できるように学んでおき、その訓練というか実践の場として留学を活用する。それができれば、より語学力に磨きがかかり、有意義な留学生活を送れるのではないかと思います。

 

この「日本にいる間にある程度できるように学んでおく」ことができるのが、先にお伝えしたように、まさにコロナ禍で海外に行きたくても行けない今なのです。この期間に力をつけて、ぜひ、英検2級を取っておきましょう。

 

成田 信一
自由が丘矯正歯科クリニック院長
歯学博士

 

 

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※本連載は成田信一氏の著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

自分で考え、やり抜く子の育て方

自分で考え、やり抜く子の育て方

成田 信一

プレジデント社

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