(※写真はイメージです/PIXTA)

コロナ禍は歯列矯正をする絶好の機会だといいます。コロナ禍で部活が休止になるケースが多く、治療する時間があること。もう一つは矯正器具を装着してもマスクで口元を他人に見せずにすむということ。歯科医師の成田信一氏が著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)で解説します。

「留学のために矯正する」ケースは少ない

■わが子を留学させるなら~留学と矯正を同時並行で行いたい場合

 

コロナ禍でも、いやコロナ禍だからこそ、学べるチャンスはいくらでもあるということは、ご理解いただけたかと思います。

 

そしてもう一つ、コロナ禍だからこそ取り組むといいのではないかと思っていることがあります。それが矯正です。

 

その理由は大きく二つあります。一つは、コロナ禍で中高生は学校での授業はあるものの、部活が休止になるケースが多く、治療する時間があるということ。この期間に治療を済ませてしまえば、コロナ禍が収まって留学が可能になった時に、スムーズに海外へ行けます。

 

もう一つは、矯正器具を口に装着しても、マスクをすることが日常となったので、口元を他人に見せずに済むということです。特に女の子は、ギラギラと光る金属の矯正装置をつけるのに抵抗感があると思います。目立たない透明の矯正器具もありますが、シルバータイプよりも高価なのが難点です。

 

しかし、マスクをつけていれば、金属の矯正装置でも、見られることがないので抵抗感なく装着できます。保護者の経済的負担も軽くなります。

 

以上のような理由から、まさにコロナ禍は、“矯正しどき”なのです。

 

コロナ禍では当初、矯正医院や歯科医院は敬遠されていたようですが、最近はむしろ患者さんは増えています。そもそもコロナ禍であろうとなかろうと、多くの歯科医院では衛生環境にかなり配慮しています。細菌の多い口内を治療するので当然です。ですから、衛生面でも安心して治療を受けられます。

 

そうしたことを念頭に置いていただきつつ、留学と矯正の考え方、そして留学を視野に入れた場合の、一般的な矯正スケジュールについてお伝えしていきます。まず、留学と矯正の考え方について、ある保護者の話をしたいと思います。

 

中高生向けに歯列矯正を専門にしている私の医院では、「留学先で歯並びの悪さを指摘されたので矯正したい」を来院理由に挙げる子はいても、「留学のために矯正する」というケースはあまり多くありませんでした。

 

それくらい、矯正と留学を直接的に結びつける考え方は一般的ではなかったのだと思いますが、そうした中で印象に残っているのが、数年前に来院された父子です。

 

当時、お子さんは中学受験をして中高一貫校に入学したばかりで、一緒に来られたお父さんは、「将来、留学の予定もあるから、歯列矯正をできれば中学生のうちに終わらせたい」とおっしゃっていたのです。

 

実際、矯正治療は1年ほどで終了しました。彼は、歯並びの不具合のほか、あごが曲がっていたのですが、矯正するとそれも治り、スッキリとした男前に磨きがかかりました。

 

「矯正すると、顔もこんなに変わるんですね!」

 

とお父さんにも驚かれましたが、そもそも彼のお父さんが、留学を視野に歯列矯正もそれまでに終えたいと準備をされていたことに感心した出来事でした。

 

彼は高1で留学しました。留学期間は1年間ですが、状況によっては日本の高校をやめて、現地の学校に転校し、そのまま海外の大学へ進学することも考えていると言っていました。

 

留学を視野に入れた時、この父子のように、中学生のうちに矯正治療を終えておくことが理想だと私は思います。

 

となると、「いつから治療を始めればよいか」ということを考えなくてはなりません。

 

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※本連載は成田信一氏の著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

自分で考え、やり抜く子の育て方

自分で考え、やり抜く子の育て方

成田 信一

プレジデント社

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