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「甘え」を断ち切るには突き放すことも
■こんな時どうしたらいい? シーン別対処法
▶最低限のルールである時間さえ守らない!
リモート会議が行われるようになって以来、時間にルーズな部下についてのお悩みを耳にすることが増えました。
しかも、何か事情があって遅れるのではなく、9時開始のところを9時5分までに入ればOKだと勘違いしている若い世代の人が多いというのです。
上司より先に行って待っておこうという意識はさらさらなく、時間ギリギリならいい方で、5分くらいの遅れは遅刻だという意識はありません。
きちんと理由を説明せず、直前にLINEでひと言「少し遅れます」とメッセージを送ってくるだけ、ということもあるそうです。
1度や2度ならまだしも、毎回となるとさすがにイライラしてしまいますね。
こうした行動の根底にあるのは、甘えです。
この甘えを上司が容認してしまうと、「あの人がいいなら自分もいいだろう」とチーム全体の規律が乱れ、だらけた組織になってしまうこともあります。
そうならないために、遅刻した人には必ず釘を刺しておきましょう。
遅れそうな場合は前もって連絡を入れること、遅れて入った場合は必ず理由を報告するなど、ルールを明確にしておきましょう。
一緒にどこかに行く時の待ち合わせの場合は、10分までは待つけれど、それ以上は待たずに先に出発する、と限界を伝えておくのもいいですね。
厳しいようですが、こうした甘えは本人が痛い目にあわない限り、なかなか改められないものです。時間を厳守するよう指導するのは当たり前のことですが、甘えを断ち切るには多少突き放すことも有効です。