コロナ後を見据えて、再び海外からの投資マネーの流入が活発化しているというフィリピン。なぜ、フィリピンは世界の投資家の注目を集めているのでしょうか。フィリピン投資の魅力について、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクター、家村均氏が解説します。

フィリピンの高度経済成長を支える「人口ボーナス」

【12/7(土)開催】
従来の分散投資で資産を守れるのか?新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法

 

続いて、人口ボーナスについてみていきましょう。人口ボーナスとは、いわゆる労働人口の比率のことで、労働人口が非労働人口よりも多い状態を指します。このような状態であれば、国の生産性があがってきます。

 

人口ピラミッドを見ればわかりますが、フィリピンの人口ピラミッドは、キレイなピラミッド型をしています。ほかの東南アジアをみてみると、実はこのようなカタチをしているのは、フィリピンだけです。このような状態が2062年まで続くといわれ、インドと並び、世界のどの国よりも長いといわれています。

 

ちなみに日本も高度経済成長期には、キレイなピラミッド型をしていました。それが段々と経済が成熟し、成長が鈍化していくと、人口ピラミッドはつぼ型となり、そして釣り鐘型となります。

 

2015年の生産年齢人口を1とした際、フィリピンは2060年まで右肩上がりに増加し、1.6~1.7までになるといわれていますが、同じインドネシアでも1.2、ベトナムでは1を下回るといわれています。フィリピンは世界一長期的に人口ボーナスを享受できるというわけです。

 

現状、フィリピンの国債の格付をみてみると、「Aマイナス」(日本格付研究所2021年9月6日時点)。日本が「A」ですから、日本とさほど変わらない水準です。ちなみにほかの東南アジアの国をみてみると、ベトナムは「BB」、インドネシアは「BBB」、タイはフィリピンと同じ「Aマイナス」です。

 

また公用語が英語のため、グローバル企業のコールセンターなどが多数進出。年3兆円近くも外貨を稼ぐ海外出稼ぎ労働者(OFW)の存在も、経済成長のドライバーとなっています。

 

■動画で「フィリピン・タイムマシン投資」について詳しくみる

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

オルカン、S&P500…「新NISA」の最適な投資対象とは
金融資産1億円以上の方だからできる活用法
>>1/8(水)LIVE配信<<

 

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>カメハメハ倶楽部<<

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

 

【12/10開催】
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
―税務調査を録音することはできるか?

 

【12/10開催】
不動産「売買」と何が決定的に違うのか?
相続・事業承継対策の新常識「不動産M&A」とは

 

【12/11開催】
家賃収入はどうなる?節目を迎える不動産投資
“金利上昇局面”におけるアパートローンに
ついて元メガバンカー×不動産鑑定士が徹底検討

 

【12/12開催】
<富裕層のファミリーガバナンス>
相続対策としての財産管理と遺言書作成

 

【12/17開催】
中国経済×米中対立×台湾有事は何処へ
―「投資先としての中国」を改めて考える

 

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録