(※写真はイメージです/PIXTA)

経営が難しいことは言うまでもありませんが、簡単にできることもあります。その一つが、経営の考え方を「資金繰り経営」に変えることです。ここでは資金繰り経営をレベルアップさせるポイントとして、「管理会計」について見ていきましょう。経営者は「数字」に詳しく、明るく、シビアでなくてはなりません。会社を存続させるために、経営者は管理会計のどこに注目すれば良いのでしょうか? 資金繰り専門税理士の菅原由一氏が解説します。

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    「今の現金残高」を知っておく

    資金繰りの視点で言うと、経営者が把握しておかなければならない数字がもう一つある。それは、手持ちの現金の額。つまり「今、手元にいくらあるか」。

     

    経営者は誰もが売上や利益目標を立てる。しかし、保有する現金の金額目標を立てている人はほとんどいない。会社が生き残るか倒産するかの分かれ道は、売上でもなく利益でもなく、現金が回るか回らないかである。

     

    そのため、経営の安定と持続的な会社の成長を目指すのであれば、いくら稼ぐか(売上、利益)のみならず、いくら現金を持つかを考え、目標として意識することが重要。

     

    ちなみに私はスマホでいつでも預金残高を確認できるようにしている。

     

    先月より預金は増えているのか、減っているのか確認し、気になる増減があれば、すぐに原因を解明するようにしている。

     

     

    菅原 由一

    SMGグループ CEO

    SMG菅原経営株式会社 代表取締役

    SMG税理士事務所 代表税理士

     

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    ※本連載は、菅原由一氏の著書『激レア 資金繰りテクニック50』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

    激レア 資金繰りテクニック50

    激レア 資金繰りテクニック50

    菅原 由一

    幻冬舎メディアコンサルティング

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