銀行が「お金を貸したい会社、貸したくない会社」の決定的特徴 (※写真はイメージです/PIXTA)

経営が難しいことは言うまでもありませんが、簡単にできることもあります。その一つが、経営の考え方を「資金繰り経営」に変えることです。資金繰り経営を実現するならまず「管理会計」は必須ですが、銀行などの金融機関と仲良くすることも忘れてはいけません。会社が潰れる本当の原因は「資金不足」であり、金融機関からの「借金」は、手持ちのキャッシュを増やす重要な手段の一つだからです。ここでは銀行から「貸したい」と思われる会社になるためのポイントを見ていきましょう。

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銀行の「信用格付け」は必ず意識

銀行などの金融機関と仲良くする理由はシンプル。資金が足りない時に貸してくれる最も身近な存在が銀行などの金融機関だからである。最近は資金調達の方法が増えた。貸してくれる機関も増え、借り方のスキームも多様化している。

 

しかし、王道はやっぱり融資。銀行などの金融機関が味方になると資金繰りの不安はかなり軽減できる。

 

そのためには、銀行などの金融機関が「貸してくれる会社」であることが大前提。理想は銀行など金融機関に「貸したい」「借りてほしい」と思われる会社になることだが、そこまでいかなかったとしても、せめて「貸してもいい」と思われるくらいの立場は維持したい。

 

では、銀行などの金融機関はなにを見て融資を判断するか。判断基準の一つは「信用格付」。格付けの基準は金融機関によって違うが、会社は信用度合いによって銀行にランク付けされている。融資は銀行などの金融機関にとって飯の種だが、貸倒リスクは避けなければならない。そのために信用格付けを踏まえ、貸しても良いかどうか判断する。

 

仮に格付けが10段階とすると、1〜6は正常。銀行などの金融機関にとっては「貸したい」か「貸してもいい」レベル。

 

7は要注意で、赤字会社、事業が低調な会社、財務状況に問題がある場合にここに入る。

 

8は破綻の可能性がある会社で、返済の延滞などがあるとここにランク付けされる。

 

9は債務超過などにより実質的に破綻している会社、10は実質的にも法的にも破綻している会社。

 

融資を受けるうえで、8、9、10は絶望的。

 

7は、場合によっては融資可能になるが、ハードルは高い。つまり、融資を受けるためには最低でも1〜6に入っている必要がある。

SMGグループ CEO
SMG菅原経営株式会社 代表取締役
SMG税理士事務所 代表税理士 

1975年三重県生まれ。税理士。東京・名古屋・大阪・三重に拠点を置き、中小企業の資金繰りコンサルタントとして活躍。銀行が絶賛する独自資料の作成で赤字会社も含め融資実行率は95%以上。顧問先の黒字企業割合は85%を実現している。

これまで700本以上のセミナー講師を務め、7000名超の経営者が受講し、TV、専門誌、新聞、各メディアからの取材も多く、大手企業からの講演依頼も多数。

アメーバブログ「脱!税理士菅原のお金を増やす経営術!」は人気を博し、Ameba公式トップブロガーに認定。

前著に『会社の運命を変える究極の資金繰り』がある。

著者紹介

連載「キャッシュリッチ企業」になれ!激レア資金繰りテクニック

※本連載は、菅原由一氏の著書『激レア 資金繰りテクニック50』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

激レア 資金繰りテクニック50

激レア 資金繰りテクニック50

菅原 由一

幻冬舎メディアコンサルティング

受講者数は延べ7000人! 資金繰り専門税理士のセミナー講義内容をついに書籍化。 会社の生存力を高めるには、負債がないことや黒字経営であることよりも、手元に資金がいくらあるかということが重要です。 たとえ黒字経…

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