
お金持ちには「共通しているルール」があります。それは、お金の基本を押さえ、お金が自動的に貯まるしくみを作り、それぞれのお金の使い方の価値基準に合わせてお金を使うという、極めてシンプルなこと。普通の人がお金持ちになるためにいますぐ実践できるスキームを、著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が解説します。
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節約は優先順位を意識して…まずは「固定費」から着手
節約で大切なのは、優先順位をつけること。節約は固定費から行いましょう。固定費とは、毎月決まって一定額発生する費用です。住居費、通信費、水道・光熱費、保険料、自動車費、その他年会費や月会費などが当てはまります。
固定費は、金額が大きなものが多く、見直すだけで、効果が長続きします。固定費が削減できたら、次は無駄遣い。嗜好品や浪費を減らします。たとえば、カフェショップのコーヒーは1杯500円程度ですが、毎週3回通っていたらそれだけで月6,000円くらいの出費になってしまいます。
無駄遣いも削減できたら、食費、交際費、お小遣い、趣味といった、毎月金額が変わる変動費の削減もしていきます。
右にこれまでの相談事例などを基にした理想の支出割合を示しました。自分の支出割合と比べてください。多少の個人差はありますが、もし理想の支出割合より大きく使い込んでいる費目があったら、そこは削減のポイント。とくに固定費は、積極的に見直しを検討します。

10秒チェック!

毎月決まって一定額発生する固定費から減らしていきましょう。住居費、通信費、水道・光熱費、保険料など、いったん見直すだけで効果が長続きします。