金融商品には、株や投資信託をはじめさまざまな種類があり、商品を購入する際は「安全性・収益性・流動性」という3つのポイントに基づき検討・選択することが大切です。著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が、バランスよく投資を行うための基本を解説します。
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いろいろある金融商品、どれに投資する?
金融商品にはいろいろなものがあります。銀行預金や保険も、広い意味では金融商品です。たくさんある金融商品は、安全性・収益性・流動性の3つのポイントを押さえてみるとわかりやすいでしょう。
「安全性」は運用した結果元本が減りづらいこと、「収益性」は運用することで利益が出やすいこと、そして「流動性」は現金に交換しやすいことです。
この3つのポイントがすべて完璧な金融商品は存在しません。とくに、安全性と収益性は両立しません。たとえば、銀行預金は1,000万円とその利息まで元本保証で安全性は高いのですが、預けてもお金はほぼ増えないので、収益性は低くなります。逆に株式はお金が2〜3倍になる可能性があるため収益性は高いのですが、会社が倒産して大損する可能性もあるため、安全性は低いのです。
金融商品を選ぶにあたっては、それぞれの金融商品の特徴を知ってうまく組み合わせることが大切です。
10秒チェック!
安全性・収益性・流動性を鑑みて、自分が一番行いたい投資を決めましょう。世の中に完璧な商品はありません。上手く組み合わせることが資産運用の大事なポイントです。
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株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
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