日本の公的保険は大変充実しています。医療保険、労災保険、雇用保険、介護保険、年金保険など、病気やケガ、失業、介護、老後生活など、人生のあらゆる局面を手厚くサポートしてくれるのです。内容を具体的に見てきましょう。著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が解説します。
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「公的保険」にはどのようなものがある?
もしものときに頼るのは、まず公的保険です。
たとえば、医療保険(健康保険)ひとつとってみても、医療費の3割負担に加えて、高額療養費制度を利用すれば、自己負担の上限を超える医療費を払う必要がなくなります。仮に医療費が100万円かかった月があっても、自己負担額は9万円程度にまで抑えられるのです。
病気やケガで働けず、会社を休んだ場合は、通算して1年6ヵ月にわたって傷病手当金を受け取ることができます。受け取れる金額は給与のおよそ3分の2(厳密には、1日あたり標準報酬日額の3分の2)ですから、かなりの金額です。
また、医療保険同様、仕事中にケガや病気をしたら労災保険、失業したら雇用保険、介護が必要になったら介護保険から、それぞれさまざまな給付を受けることができます。そのうえ、老後の生活費は国民年金(基礎年金)や厚生年金といった年金である程度まかなえます。
このように、日本の公的保険はとても充実しているのです。
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業務内外のケガ・病気を保障するものや、失業してしまったとき、障害を持ったときなどに対応する幅広い保険があります。
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株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
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