
貯金ができないと悩む人は、たいてい「残ったお金」で貯金をしようと考えています。しかし、着実に貯金を殖やすには「収入から貯蓄分のお金を先取りする」ことが重要であり、ポイントなのです。著名FPで投資家の頼藤太希氏と高山一恵氏が、銀行口座を使いこなし、どんどん貯金を殖やすテクニックを解説します。
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口座の使い分けで、自動的&強制的にお金が貯まる!
銀行口座は、毎月の生活費をやりくりする「生活費口座」とお金を貯めるための「貯蓄口座」の2つを用意しましょう。
生活費口座では、毎月の給料や報酬などの収入を受け取ります。お金が振り込まれたら、まず先取り貯蓄で貯蓄する分のお金を貯蓄口座に移します。このとき、銀行の自動振替を利用すると、生活費口座から貯蓄口座に自動的・強制的にお金を移動できるので手間がかかりません。
生活費口座は、各種費用の引き落とし口座に設定しましょう。家賃・住宅ローン・水道代・光熱費・通信費・クレジットカード代・保険料など、自動で口座引き落としにできるものはすべて生活費口座にまとめることで、支出もわかりやすくなります。なお、公共料金や保険料などはクレジットカードにまとめるのも1つです。ポイント還元を効率よく受けられます。
また、貯蓄口座からはお金を引き出さず、「5年以内に使い道が決まっているお金」「10年以上使わない将来のためのお金」を貯めていきます。お金の動きがわかりやすくなり、支出も把握しやすくなります。

10秒チェック!

毎月の生活費を、やりくりする「生活費口座」とお金を貯めるための「貯蓄口座」の2つを用意しましょう。そして自動振替を利用し、貯蓄口座に強制的にお金を振り込みましょう。