
資産形成の選択肢として、個人向け国債や個人向け社債もお勧めです。極めて堅実な投資商品でありながら、金利上昇の可能性もある「変動10年タイプ」の国債、格付けの高さを選択基準にすることで一層の安定感が期待できる個人向け社債など、メリットの高い商品があります。お金のプロが平易に解説します。
【関連記事】年収500万円だったが…14万円の年金生活におびえる人、続出
個人向け国債「3つのタイプ」のうちおすすめは?
債券は、国や地方自治体、会社などがお金を借りるために発行する借用証書のようなもの。国が発行している債券(国債)のなかで、政府が個人でも買いやすくしたものを「個人向け国債」といいます。個人向け国債を買うと、6カ月に1度利息が受け取れるうえ、満期になると貸したお金が返ってきます。
個人向け国債は年12回、毎月発売されており、銀行や証券会社で1万円から購入可能です。最低でも年0.05%の金利が保証されています。満期になる前でも、発行後1年以上経てば換金できますが、直近2回の利息にあたる金額が差し引かれる点には注意です。
個人向け国債には、満期までの期間と金利のタイプによって「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3種類が用意されています。おすすめは半年ごとに金利が見直される「変動10年」です。現状、個人向け国債の金利はどれも下限の0.05%。しかし今後、市場金利が上昇した場合に、金利が見直されて上昇する可能性があるのは変動10年のみだからです。

10秒チェック!

現状、個人向け国債の金利はどれも下限の0.05%。そのため、半年ごとに金利が見直され上昇する可能性のある「変動10年」がおすすめ。
【7/9(土)関連セミナー開催】
機関投資家からの信頼も厚い「いちご」が不動産小口化商品を提供
「好立地×新築レジデンス」で叶える最強の「資産防衛」