(※写真はイメージです/PIXTA)

投資を経験したことがない方、初心者の方が、「利回り」という言葉の意味や算出方法について、疑問を感じているケースは少なくありません。しかし、利回りについて理解しないまま投資を始めてしまうと、大きな損失を生む可能性が高まるため、事前に知識を身に付けておく必要があるでしょう。本記事では、不動産投資における「利回り」について、解説していきます。

「利回りが高い物件」を選べば成功できるのか

不動産投資をするうえでは、WEBや広告に掲載された「利回り」に左右されるのではなく、物件の種類や環境、条件等を自分の目で確かめることが重要になるでしょう。

 

ここで大切なことは、「表面利回り」から得られるフル稼働した際の物件が持つ収益力を押さえたうえで、「実質利回り」を確認し、その物件の善し悪しを判断する、ということです。

 

そのためには、その物件の立地や付近での開発計画の有無など、物件だけではなくその地域を総合的に考えて考慮すべきといえるでしょう。

 

たとえば、付近に大学があるような地域では、必然的にひとり暮らしの学生が部屋を探す可能性が大きいと想定されます。ファミリータイプの物件よりも、1Kや1DKの物件の方が賃料単価を高めに設定できることが多いことから、このような地域では高めの利回りとなる可能性が高いのです。

 

また、利回りを上げるためには、地域選定のほかにも、IoT機器やセキュリティ機器、通信設備等の充実や、物件の品質や価格、管理会社の良し悪しなどが大きく影響するため、総合的に考えていく必要があるといえます。

不動産投資用物件の購入…「利回り」に目安はあるのか

物件を購入する前に、「利回り」の目安となるような数値の有無は気になるところ。

 

一般的には、首都圏・都市部は表面利回り7~8%以上、郊外だと30~40%程度が目安だといわれています。

 

しかし、この目安というものは投資をする人の目的や物件種類によっても変わってくるため、「〇%あれば大丈夫」というように捉えるのではなく、相続対策、資産運用など、自分の目的に合わせて物件を決めるべきです。そして、物件の決定時には、「エリア」「開発計画」「賃貸ニーズ」を踏まえた「総合的な事業計画」の見極めこそがポイントになります。

 

もし利回りについて、疑問や不明なことがある場合には、不動産会社や銀行の融資担当者に相談することを検討してみましょう。

 

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本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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