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人生で起こる難関はすべて自分を成長させる
▼浅く生きる人=いつも逃げてしまう
いつからか軽登山が趣味になりました。
山を目指すときは、ワクワクして登り始めるのですが、すぐに登りが続き、難所を越えるあたりでは「なんでこんなツライ思いをしなきゃならないのだろう……」という心境になります。
人生にも同様にいくつもの難関がやってきます。
小さな難関から、人生最大のピンチと思える大きな高い壁まで。
当人にとってみれば、ささいな問題だから安易だろうとか、大きい問題だからもう無理! ということでもないのです。
なんでこの難所に遭遇したのか、与えられたのか。
なにを気づかせようとしているのか。
傲慢になっていなかったか。
集中力に欠け、散漫だったのか。
これが本心じゃなかったのか。
内なる心と対話をしてみます。
人生で起こる難関もすべて自分を伸ばし、育てるプログラムととらえられるかで実相が全然違ってきます。
そのまま登り坂に立ち尽くしてもいられません。
踵を返して下山してしまうわけにはいけません(天候が悪い場合は別)。
やっぱり、一歩一歩と前に進み続けて、少しずつでもまわりの風景を変えていくことです。
目の前の壁も仲間の励ましであったり、専門家のサポートであったり、世相の変化が味方してくれたりするものです。
どんな山も登り坂だけという山は世界中にひとつもありません。
必ず頂上があり下山ルートがあるのです。
もう無理、ダメという自分が生み出す限界で行き詰まらずに、心に大きなゆとりを取り戻して笑顔になることです。
先人が言う「生きている限り、その人が乗り越えられない試練はやってこない」というのは真理です。
気がつけばどんな問題も時をこやしに解決されているものです。
頂上からしか見ることのできない景色を愉しみ、自分の力でたどりついた達成感は最高です。
私も頂上で記念写真を撮り、下山してふもとの温泉につかっている頃には「今度はどこの山に登ろうかなぁ」と愉しい思索をしています。
やっぱり乗り越えられないハードルはやってこないのです。