若い女医を襲う「激務の日々」…研修医が明かす、「解決策」 (※写真はイメージです/PIXTA)

男性中心だった医師の世界において、年々、女性の割合が増えています。ところが、男性と同じだけの仕事や役割を担う一方で、結婚から出産・育児など、プライベートにおける負担は変わりません。女性医師の多くが直面する「仕事か、家庭か」という難題。人生の選択肢を狭めないためには、どうすればよいのでしょうか。

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若い世代ほど「女性医師」の割合が増加中

医師の世界で女性の存在感は年々高まっています。厚生労働省のデータによると、2018年時点で、医師の総数は32万7210人であり、そのうち女性医師は7万1758人。全体に占める割合は21.9%です。

 

出典:厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計(2018 年)」など
[図表1]女性医師の数と医師全体に占める割合 出典:厚生労働省「医師.歯科医師・薬剤師統計(2018年)」など

 

「まだ2割か」と思う人もいるかもしれませんが、これは世代による偏りの影響で、30歳から39歳まででは31.2%、29歳以下では35.9%を占めます。

 

つまり、若い世代になるほど女性医師の割合も高まってきており、この傾向は今後も続くと思われます。

 

数年前には入学者選考の際、一部の医科大学において、女子学生の不利な扱いが明るみに出て大きな社会問題になりました。その後、国の指導なども入り、医師の入り口である医学部入試における男女の扱いについては改善傾向が見られます。

 

例えば、文部科学省が全国81の国公私立大学医学部医学科における2020年度の男女別合格率を公表しています。

 

それによると、全国にある81大学の平均合格率は、男性12.56%、女性11.42%でした。また、2020年度入試で、女性合格率が男性を上回ったのは23校に達します。2013年度から2018年度の平均合格率は、男性が11.25%、女性が9.55%でしたから、1ポイントほど縮まっているといえるでしょう。

 

なお、2018年時点では病院における主たる診療科別に見た女性医師の割合が高い診療科、低い診療科は図表2のとおりです。診療科による偏りは大きなものがあり、これが今後、どうなっていくかが注目されます。

 

出典:厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計(2018 年)」
[図表2]女性医師の割合の高い診療科、低い診療科 出典:厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計(2018年)」

仕事、結婚、育児…女性医師が抱く「将来への不安」

医師であれば必ず通る研修医の2年間。最初は皆さん、やる気や充実感に満ち溢れていますよね。

 

一方で毎日仕事に忙殺されつつ、女性医師であれば「この先、結婚はどうなる?」「キャリアについて考えなきゃ」という不安も出てくるものです。

 

そこでぜひ、お勧めしたいのが、自分の将来を楽にするツールを早いうちから身につけることです。

「将来を楽にするツール」とは?研修医Aさんの場合

激務過ぎて「正直、気合いだけで立ち続けていた感じ」…研修医Aさんの日常

【Aさんのプロフィール】

年齢:27歳

所属:研修医

専門(標榜科):内科(予定)

 

「お金の勉強を始めたのは研修2年目から。それがすべてとはいいませんが、心に余裕をもって仕事に打ち込めています。もっと早くやればよかったくらいだと今では思っています。」

 

そう語るのは、首都圏の地域中核病院で初期臨床研修中のAさん。

 

「医師の道を志したのは、完全に医師の両親の影響ですね。私の両親はともに医師ですが、二人とも仲が良く、仕事についてもお互い熱く語るタイプなんです。その姿を子どもながらに見てかっこいいと思い、自然に私も医者になりたいと思いました。」

 

志高く医師になったAさんですが、研修医の毎日は予想以上に激務とのこと。当直は週2日ペースで、翌日も夜まで勤務、当直のない日も帰宅できるのはほとんど深夜…土日もオンコールで呼ばれることが少なくありません。

 

「この前も、当直で患者が途切れず一睡もできなかった翌日、朝から手術に付きました。夜9時くらいにやっと帰れるかなと思ったら、再び緊急手術が入りそのまま日付を越えてしまいました。正直、気合いだけで立ち続けていた感じ。」

 

ホント、研修医って忙しいんですね。そんなAさんがどうしてお金の勉強を始めたのでしょうか。

専門医資格は絶対に取りたい。でも、そしたら結婚は…

きっかけは3年目からの後期研修での選択。

 

「仕事と家庭の両立を優先したら病理や眼科がいいことは分かっていたんですが、もともと興味があった内科に決めました。後期研修の施設も、今の病院のままでもいいけど、別のところで視野を広げてみたいという気持ちが湧いてきたんです。」

 

それと同時に、キャリアとプライベートのバランスについても気掛かりなことが。

 

後期研修では基本的に3年から5年で19の基本領域のどれかを専攻します。さらにその後、希望すれば24のサブスペシャリティ領域についても専攻することができますが、それにまた2年から3年かかります。

 

「専門医資格は絶対に取りたい。でも、長ければあと6年ほど、忙しい生活が続くとなると、いつ結婚できるんだろう、出産や育児はどうしよう…。そんな疑問や不安が湧いてきたんですよね。」

 

女性としての人生と医師としての人生、どちらを優先するか、ここでどういう判断をするかでその後の人生が変わってくるかも。確かにこれは大問題です。

将来を楽にするツールの中でも、お金の知識は“即戦力”

Aさんのように、医師としてのキャリアと経験は着実に積み重ねていきたいと思う一方、プライベートとのバランスについて悩んでいる若い女性医師の方は少なくありません。

 

その解決策の一つとして、とても有効なのが「お金」の知識です。

 

蓄えがあれば、いざというときのリスクをカバーしたり、人生の選択肢を広げたりすることができます。心の余裕をもたらす一つの選択肢といっていいでしょう。

 

こうしてAさんは最近、お金のことについて勉強を始めたところ。

 

「医局に置いてあった雑誌を休憩中にパラパラ見ていて、たまたまお金の相談室みたいなコラムが目に留まりました。私みたいに仕事とプライベートのバランスに悩んでいる女性の質問があって、専門家が投資や資産運用を利用した対処法を説明していたのを読んで、“これだ”って思ったんです。」

 

Aさんはさっそく、お金についての入門書を何冊か買い、オンラインのセミナーなども受けています。

 

「行動は早いに越したことないですからね。正しいお金の知識を身につけて、人生の選択肢を狭めないようにと思ってるんです。」

 

忙しい研修医時代、女性としての人生設計においてもたいへん重要な時期です。

 

忙しさに負けずに早いうちから将来を楽にするツールを手に入れましょう。

 

そのなかでも「お金の知識」というツールは、比較的簡単に手に入れることができ、人生のさまざまな場面で使えるので、もっていて損はありませんよ。

 

 

大山 一也

トライブホールディングス 代表取締役社長

 

植田 幸

資産コンサルタント、宅地建物取引士、AFP(日本FP協力認定)

 

【勉強会/相談会情報】 

 

少人数制勉強会】30代・40代から始める不動産を活用した資産形成勉強会

 

【対話型セミナー/複数日】会社員必見!副収入を得るために何をすべきか?

 

【40代会社員オススメ】新築ワンルームマンション投資相談会

株式会社トライブホールディングス 代表取締役社長

1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。

著者紹介

資産コンサルタント
宅地建物取引士
AFP(日本FP協会認定)
株式会社トライブホールディングス

金融業界、国際的情報機関を経て、2006年不動産業界へ。中古住宅再生事業、新築マンション事業、リノベーション事業等を経験したのち、トライブホールディングス入社。クライアントの大半が医師であることから、「医師の方々が本業に専念できるための資産サポーターでありたい」をモットーに、医師ならではの悩み、不安、苦悩の解消に奔走している。現在、執行役員として社内マネジメントの傍ら、全国にてセミナー講師など幅広く従事。

著者紹介

連載幸せになれる女性医師の不動産投資

※本連載は、大山一也氏と植田幸氏の著書『幸せになれる女性医師の不動産投資』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

幸せになれる女性医師の不動産投資

幸せになれる女性医師の不動産投資

大山 一也
植田 幸

幻冬舎メディアコンサルティング

忙しい女性医師が、仕事とプライベートを両立して幸せになるには? 「忙し過ぎて精神的に余裕がない」 「仕事量の割に給与が見合わない」 「いつまでこんな働き方ができるのだろう…」 日々忙しく働いている女性医師の…

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