前回は、多忙な医師が「手を出してはいけない」投資やビジネスを取り上げました。今回は、医師の資産形成において「不動産投資」が有効な理由を見ていきます。

不動産運用による資産形成は医師にとっては容易!?

筆者は基本的に時間のない医師にとって理想的な資産運用方法は、以下の3条件に当てはまることが必須と考えます。

 

1.予備知識がそれほど必要ない

2管理に時間を取られない

310億円の資産形成の道筋が具体的に描ける

 

この3条件を満たす数少ない選択肢はそうはありません。その数少ない選択肢の一つが不動産運用です。

 

不動産運用による資産形成は比較的単純なので、それほど苦労せずに身につきます。超難関の医師国家試験に合格した皆さんにとっては余裕でしょう。管理に関しては、プロの管理会社が行います。資産形成の道筋は、収入源が安定した家賃なので着実に描けます。

 

さらに時流が不動産運用を後押ししています。日本は、アメリカの景気上向きやアベノミクス効果などによって、1ドル=80円を切るような時代からみれば円安になっています。円安は日本の主要産業である電気製品や自動車を中心とする輸出産業にとって、好材料なのはいうまでもありません。

 

不動産投資は「インフレ」に強い

同時に日本の内需も、2020年の東京オリンピック開催や国会で審議入りしたカジノの解禁などで活況に沸く兆しが十分にあります。

 

ある試算によれば東京オリンピックの経済効果は約20兆円、カジノは約8兆円。どちらも外国人観光客の増加や宿泊施設の建設、鉄道や道路整備、それに伴う新規雇用や外国企業進出などが見込まれています。景気が上向くと、物価はさらに上がっていくはずです。第二のバブルもあり得るかもしれません。

 

ところが基本的に不動産はインフレに強い。景気に左右されずに価格が安定しているので近々に大きく値上がりする気配はありません。とはいえ、もし第二のバブルが来れば値上がりは必至です。ということは今が不動産運用を始める絶好のチャンスなのです。今なら限りなく底値に近い状態で購入が可能です。

 

筆者の資産形成の提案は、基本的に不動産運用によるインカムゲイン、つまり家賃収入を得る方法ですが、今のタイミングなら不動産の売却益を得るキャピタルゲインも期待できるかもしれないのです。

 

 

本連載は、2015年1月30日刊行の書籍『資産10億円を実現する医師のための収益物件活用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術

資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術

大山 一也

幻冬舎メディアコンサルティング

旧来の医療体制が瓦解し始めた今、医師たち一人ひとりに求められているのは勤め先の病院に頼らない、自らの開業をも見据えた確固たる基盤づくりであり、なかでも最も重要なのは資産形成である。資産形成にはさまざまな方法があ…

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