ゲームは「勉強2時間で1時間OK」などルールを決めて
お子さんが大きくなって、小学生くらいになってくると、ゲームの問題に必ず行き当たることになります。ゲームばかりやっている。これも親御さんの望まないことにお子さんが熱中してしまうひとつの例でしょう。
「勉強しないでゲームばかりして!」と全部取り上げると反発してしまう可能性もあります。そもそも100%ゲームが悪い影響を与える、というものでもありません。
最近あるお医者さんからお話を聞いたのですが、いまの若い研修医は、医療の現場に導入されるようになった遠隔操作が非常に得意だそうです。ゲームをしているせいで、ブレが少なく、手の感覚もとてもよく、のみ込みが早い。
ゲームがよいか悪いかは、親御さんの価値基準だけでは、判断できません。親御さんが望んでいないことでも、それが将来どのようにつながり、役立つかわからない部分があります。そういうことも見越したうえで、完全にシャットアウトするのではなく、与えてあげることも必要であると思います。
全面的に許して際限なくゲームをやらせてあげるのではなく、時間を決めます。
勉強をここまでやったら1時間ゲームをしていい、といった形で、お子さんの好きなことを勉強とセットにします。
勉強を2時間したら、ゲームを1時間やってもいいといったルールを作ったとしましょう。勉強時間の半分の時間だけゲームができるわけですから、ゲームの時間の倍、勉強しなくてはなりません。つまり、2時間ゲームがやりたかったら4時間勉強することになります。
このように、お子さんが前向きになれるような、約束を守っていける方向に持っていくと、勉強とゲームの両立も可能だと思います。
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