(※画像はイメージです/PIXTA)

お子さんがゲームばかりしたがる、勉強の習慣がなかなかつかない…と悩む親御さんは多いでしょう。しかし、ゲームと勉強をルールを決めて両立させる、座って集中するのが当たり前な生活環境を整えることで、改善を図る方法もあります。※本連載は、幼児教室ひまわり塾長、熊野貴文氏の著書『子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと』(啓文社書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

ゲームは「勉強2時間で1時間OK」などルールを決めて

お子さんが大きくなって、小学生くらいになってくると、ゲームの問題に必ず行き当たることになります。ゲームばかりやっている。これも親御さんの望まないことにお子さんが熱中してしまうひとつの例でしょう。

 

「勉強しないでゲームばかりして!」と全部取り上げると反発してしまう可能性もあります。そもそも100%ゲームが悪い影響を与える、というものでもありません。

 

最近あるお医者さんからお話を聞いたのですが、いまの若い研修医は、医療の現場に導入されるようになった遠隔操作が非常に得意だそうです。ゲームをしているせいで、ブレが少なく、手の感覚もとてもよく、のみ込みが早い。

 

ゲームがよいか悪いかは、親御さんの価値基準だけでは、判断できません。親御さんが望んでいないことでも、それが将来どのようにつながり、役立つかわからない部分があります。そういうことも見越したうえで、完全にシャットアウトするのではなく、与えてあげることも必要であると思います。

 

全面的に許して際限なくゲームをやらせてあげるのではなく、時間を決めます。

 

勉強をここまでやったら1時間ゲームをしていい、といった形で、お子さんの好きなことを勉強とセットにします。

 

勉強を2時間したら、ゲームを1時間やってもいいといったルールを作ったとしましょう。勉強時間の半分の時間だけゲームができるわけですから、ゲームの時間の倍、勉強しなくてはなりません。つまり、2時間ゲームがやりたかったら4時間勉強することになります。

 

このように、お子さんが前向きになれるような、約束を守っていける方向に持っていくと、勉強とゲームの両立も可能だと思います。

 

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子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと

子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと

幼児教室ひまわり:熊野 貴文

啓文社書房

「医者になりたいという夢がかなった!」 「東大に首席合格!」 「算数オリンピックで金メダル!」 最強の実績を持つ講師陣が教える、我が子の能力を最大限に引き出す教育法を紹介。 今できる最大限のことを子どもにし…

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