(※画像はイメージです/PIXTA)

お子さんがゲームばかりしたがる、勉強の習慣がなかなかつかない…と悩む親御さんは多いでしょう。しかし、ゲームと勉強をルールを決めて両立させる、座って集中するのが当たり前な生活環境を整えることで、改善を図る方法もあります。※本連載は、幼児教室ひまわり塾長、熊野貴文氏の著書『子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと』(啓文社書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

ちょっと頑張れば達成できる目標が、やる気を育てる

親が子どもにやらせたいことといえば、やはり勉強ということになるでしょう。しかし親の気持ちとは裏腹に、子どもはなかなか勉強してくれません。

 

自分が興味のあることばかりに集中してしまい、学習になかなか意識が向きません。そうした場合、どうすればいいのでしょうか。

 

3歳くらいまででしたら、親御さんが一緒に楽しく遊んであげればお子さんは自然に寄ってきます。あれをやらせたい、これをやらせたいと思うのであれば、その遊びを親御さんが一生懸命、楽しそうにしていれば、すぐにお子さんは寄ってきて一緒に熱中します。

 

しかしこれが3歳を過ぎるころになると、親御さんがこのプリントをやらせたい、この問題をちょっとやらせたいなと思っても、なかなか一筋縄ではいきません。

 

それでも親御さんが一生懸命プリントに向かっていたら、「それ、なあに?」とお子さんはたいがい近づいてきます。しかし、やっていることが難しそうと思ったら、すぐに興味をなくして向こうに行ってしまうかもしれません。この時期を過ぎると、お子さん自身のやる気を引き出すことが必要になってきます。

 

では、どうやってやる気を引き出すのか。それには、目標を持たせるのが一番です。

 

それも中学受験などといった遠い先の目標ではなく、身近な目標が有効です。

 

例えば小学生であれば、なにかのテストで満点をとりたいとか、ドリルを最後までやろうとか、あるいは1週間でドリルをどれだけ進めようといった、目の前の目標がとても有効です。

 

そしてその目標は、高い目標ではなく、ちょっとがんばれば達成できそうなものに絞ります。

 

お子さんが、「できなかった」「難しい」と感じるほどの目標では達成感を得ることができません。お子さんが無理なくできて、達成感を得られるような目標を持たせてあげることがまず大切です。

 

親御さんと一緒に立てた目標であっても、「自分で立てた目標」として認識させ、それを達成するまでがんばれたときにはお子さん自身、必ず達成感を味わうことになります。

 

そこで親として忘れてはいけないのは、そのときに、しっかりほめてあげることです。お子さんに勉強を楽しいな、どんどんやりたいなと思わせるには、やっぱりやってよかった、がんばってよかったとお子さん自身に思わせることがなによりも大切です。

 

親御さんがほめることによって、お子さんのやる気を引き出して、「次もがんばろう」と思う気持ちを育てていくことができます。その結果、お子さんにとって勉強はつらいだけのものではなく、「がんばると楽しいもの」になっていきます。

 

少しがんばれば達成可能な目標を立てること。そして、達成できたらほめてあげること。この2つを実行することで、お子さんは勉強が大好きになり、自ら行うようになります。

 

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子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと

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