(※画像はイメージです/PIXTA)

勉強や習い事が増えてきたお子さんは、ときにつらそうな様子を見せることがあります。しかし、励ますつもりのひとことが、お子さんを追い込むこともあるので要注意です。自身も医師であり、保護者向けの幼児教室を経営している著者が解説します。※本連載は、幼児教室ひまわり塾長、熊野貴文氏の著書『子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと』(啓文社書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

モチベーションを保っていけるような声がけをする

勉強の量や習い事の数が多くなってくると、精神的にも体力的にも、お子さんがつらくなってくることがあります。そんなとき、親御さんはどのような声がけをすればいいでしょうか。

 

特に3歳から6歳くらいのあいだでは、習い事が徐々に増えてきて、勉強の量も多くなってきます。そういうときに親は、どうケアしていくのが正しいのでしょうか。

 

まずやってはいけないのが、「もっとがんばろう!」「〇〇ちゃんだったらできるよ!」といった言葉をかけることです。

 

こうした言葉は精神的、体力的につらさを感じて、ときに伸び悩んでいるようなお子さんをかえって追い詰めてしまいます。

 

そこでぜひ意識してほしいのは、お子さんがモチベーションを保っていけるような声がけをすることです。

 

勉強の量が多くなってつらそうな様子が見えたら、

 

「大丈夫」

「ゆっくりでいいから」

「少し休んでみたら?」

 

といった言葉です。

 

そして一度に全部やらせてしまおうと思わずに、量が多いなら小分けして、少しずつ進めていったらどうかといったアドバイスも有効でしょう。

 

目の前にたくさんの量があるとお子さんが感じてしまうと、それだけで圧倒され、心が折れてしまうということもあります。小分けにするのは、集中力の問題だけでなく、分量に圧倒されないようにするためでもあります。

 

例えば今日は10のことをやらなければいけない。でもその量にお子さんが圧倒されている。そんなときは、例えばまず3割だけやって、リフレッシュしてまた3割やる。その後、残りの4割をしないといけないけど、もう疲れ切ってしまってどうしても4割ができない。だったら2割だけを今日やって、2割は明日、お母さんとがんばってやる。そんな考え方で、がんばれる日にやってもかまわないと思います。

 

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子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと

子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと

幼児教室ひまわり:熊野 貴文

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