勉強とは、「知識の使い方」を学ぶこと
なぜ勉強しなければならないのか?
親御さんにすれば、「子どもが将来どんな職業に就くにせよ、それを極めていくためには知識がないとなにもできない。だから勉強が必要なんだ」という思いもあると思います。
ただ筆者も若いころ、学校の勉強に対して疑問を持ったことがありました。中学、高校時代です。筆者は当時から、はっきりと医者になりたいと思っていました。そう思っていた筆者は、理科の化学式や物理の法則、数学の微分積分なんて必要ないと感じていました。なぜ自分は医学部に行くのに、こんな勉強をしないといけないのかと。医者になってもいらない知識じゃないかと。そんなふうに感じていました。
将来の仕事に関係のない知識ですから、疑問を感じても不思議ではないでしょう。
しかし現在は違う考えに至っています。筆者は勉強することの意味を、次のように考えています。
勉強は「知識の使い方」を学ぶこと。だから意味がある。
生きていく、成長していくためには知識だけでは不十分で、その知識をどういうふうに使っていくのかが大切です。勉強とは、まさにこの部分を学ばせてくれるものだと思っています。
知識を得る。そして、その知識を使ってテストで得点をとる。
これを総合的に、つまり自分の将来に一見関係ないと思われる分野においてもやっていくことによって、初めて社会でも自分の能力を生かしていけるようになります。
問題を解くということは知識を身につけるだけでなく、知識を使うということです。
公式を覚えただけでは、問題は解けません。公式を使ってどうやって問題を解いていくのかが大切なのです。
将来、社会のなかで生きていくためにはなにを学んできたかも大切ですが、むしろその知識の使い方が重要になってきます。
その知識の使い方を学ぶために勉強するのです。
知識のないところに「思考」は生まれない
先ほども少し触れましたが、学ぶ、勉強するということの意味にはもうひとつ大切なことがあります。それは知識があってこそ自分の頭で考えていくことができるという点です。基本的な知識がないと思考にはつながりません。
基本的な知識があってはじめて、それを土台にして思考すること、自分の頭で考えることができるようになります。
いくらよい大学を出たからといって、希望の職業に就けるとは限りませんし、会社に入れば将来も安定するとは限りません。社会では「考えて行動する」ということがとても大切になってきます。
今後、日本は格差社会がさらに進んでいき、貧富の差も広がっていきます。そうなったとき、基本的な知識はもちろんですが、それを土台にして考える力、つまり「思考力」がないと生きていけません。その思考力をつけるためにも勉強は外せないツールのひとつです。思考力のほとんどは勉強によって身につくからです。
勉強をし、知識を得て、思考力を身につけ、自分で考えられるようになる。
さらに勉強する習慣を身につけることで、成功体験が積み重なり自信を持つ。
これは将来強く生きていくためにも、欠かすことができないものです。
勉強は、お子さんが社会で活躍していくための予行練習としての意味も大きいのです。
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