
筑波こどものこころクリニック院長/小児科医の鈴木直光氏は著書『新訂版 発達障がいに困っている人びと』のなかで、発達障がいとどのように向き合うべきか語っています。本記事では、起立性調節障がいの症状や、実際の診断の様子を紹介します。
学校に行けなくて困っている子どもたち
起立性調節障がいは、身体的な要因の自律神経失調症の一種であり「立ちくらみ」「乗り物酔い」「朝礼で倒れる」「朝起きるのが苦手」「頭痛、腹痛」といった症状が現れます。発達障がいと起立性調節障がいが併存すると、不登校になりやすいと言われています。

もちろん、どちらか一方の症状によって、不登校になっているお子さんもいます。
多動や衝動的な行動というADHDの症状によって、学校でも怒られ、自尊心が傷つけられ、友達もいなく、楽しいことがなく、さらに自閉スペクトラム症の症状によって引き起こされる、自己中でマイペースな行動から、もう学校なんか行きたくないと結論づけてしまいます。
それに起立性調節障がいの頭痛と朝起き不良が加わることにより、翌朝目が覚めていても「登校するのが嫌だ、面倒」ということになり、結果として不登校になりやすいのです。
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