「学校に行く必要なくない?」子どもの質問に医師は…
「とにかく行きたい時に行ってみればいい、生徒と会うのが嫌なら放課後の5分でもいいし、部活がやりたいなら部活だけでもいいんじゃないかな、そうやっている子もいるよ」
他人と少しでも触れ合うことと、学校の空気を少しでも吸うことで、学校にも楽しいことがあることを、わかってほしいのです。
私の外来での経験として、実際に放課後や部活だけしか行っていないお子さんもいることを話すことによって、彼らが持っている学校に行くというハードルを下げてあげるのです。
まずは、学校への恐怖心を取り除いてあげる。そこから徐々に慣らしていけばいいのです。
究極的には、校門で先生とハイタッチだけして帰る子もいます。これを私は「ドライブスルー登校」と呼んでいます。
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鈴木 直光
筑波こどものこころクリニック院長・小児科医
小児神経学会認定医博士(医学)
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