お客さまを「焦らせる」ことで家を買わせる
営業マンのセールストークその②「早く決めないと売れてなくなりますよ!」
人気物件は売れるスピードが速いのは事実です。売り出してから数日で何件もの申込みが入る物件も存在します。
しかし、マイホームはほとんどの方にとって一生で一番高い買い物です。早く決めようと焦ってしまっては、判断を誤ってしまうこともあるかもしれません。売れてしまったら縁がなかったと考え、納得できるまで検討する方がよいのではないでしょうか。
ただし、物件の相場感覚を購入者が培っておくことは、とても大切です。
相場感覚は、多くの物件を見ることで培われます。多くの物件を見ているうちに「この地域で、この築年数なら、良心的な値段だな」などということが、なんとなく分かってくるようになるのです。
最近はインターネットなどでも多くの物件が掲載されていますので、まずはインターネットで勉強してみましょう。
けれども、相場より安い物件、人気エリアの物件など、本当によい物件は、インターネットに掲載される前に不動産業者が見込み客(前述したように営業マンが「有望なお客さま」と分類した人)に先に案内してしまうので、すぐに売れてしまうことも多いようです。
そうした物件が出たことをすぐに連絡してくれるような不動産業者と上手に付き合うことが、よい物件を購入する方法だと思って下さい。
家を買わせるために何の根拠もないセールストークも
営業マンのセールストークその③「金利が上がる時は景気が良くなる時です! 給料も上がるので、住宅ローンも払っていけるから、大丈夫ですよ」
金利が上がりそうな時に購入を躊躇(ちゅうちょ)するお客さまに安心して購入してもらうための常套句ですが、実はなんの根拠もありません。
金利が上がると景気がよくなり、給料がアップする方もたしかにいると思いますが、すべての方の給料がアップするとは考えられません。また、給与がアップするとしても、金利が上昇して住宅ローンの支払いが増える分と同じくらいアップするとは限りません。
時代によって景気のよい業種、悪い業種もありますから、安易にこうした言葉を信じて無理な住宅ローンを組むことは危険です。
営業マンのセールストークその④「家賃はお金をどぶに捨てるようなもの、買えば資産になるのにもったいないですよ。」
確かにごもっともな話なのですが、資産になるのは、住宅ローンを完済した時です。
途中で売却するようなことになれば、資産どころか負債になるかもしれないことも頭に入れておかなければなりません。
そもそも「持家 VS 賃貸物件」を比較することに違和感があります。というのも賃貸物件にしかないメリット&デメリットがあるからです。
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