「中古物件」の落とし穴…その建物、築何年ですか?
・建築確認申請書、確認済証、検査済証、登記事項証明書などで新築年月日を確認する
中古物件を探している方は、昭和56年以前か、以降かという「建築年次」にも注意した方がよいでしょう。[図表1]は、建築年次別の建物全壊率です。木造とその他の構造とに分けて記載してありますが、昭和56年以前の家屋の倒壊率が高いことが分かるのではないでしょうか。
これは昭和56年に耐震基準が大きく改正されたことが要因となっています。では、建物の建築年次はどこで調べられるのでしょうか。一つは建築確認申請書・確認済証・検査済証です。これらの書面は建物を建築する際に役所に申請したり、役所から発行されたりするもので、施主(建築主)が持っているものです。
ただし、古い物件などではこれらの書類を失くしてしまうこともあるでしょう。検査済証などを見ることができない場合は、建物の登記事項証明書(登記簿)を確認してみましょう。登記事項証明書では「原因及び日付欄」に「昭和○年○月○日新築」といった記載があり、建物の新築年月日を知ることができます。
ただし、この方法も、ほとんどの建物は登記されていると思いますが、物件によっては所有者が登記をしていないこともあります。建築確認書類もなく、登記もされていない場合には、役所で建築台帳記載事項証明書[図表2]を取得してみましょう。
この証明書では、建築物等の確認等の概要として、受理または発行の年月日等が証明されていますので、建築確認や工事完了検査を受けているか否かを知ることができます。建築台帳記載事項証明書は手数料を払えば、誰でも取得することができます。
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