◆注意欠陥/多動性障害(ADHD)
集中できない・気が散りやすい・忘れっぽいといったおもに注意に困難がある場合と、落ち着きがない・思いつきで行動してしまう・待てないといった多動性・衝動性に困難がある場合があり、両方の特性を併せ持つこともあります。
知的な遅れはないとされていますが、感情や行動のコントロールを自身ですることが難しいため、周囲の理解が得られず、自己肯定感が育ちにくいことが、大きな問題となります。
◆学習障害(LD)
知的発達の遅れはないとされていますが、書く・聞く・話す・計算する・想像するといった特定の技術の獲得に困難があります。
ある特定分野に偏りが見られるため、学童期になって、困難さを感じることが多い障害です。
言葉の遅れがある子どもへの「効果的な語りかけ」
言葉の遅れに対し、「たくさん言葉をかけてください」とアドバイスをうけることがあります。しかし、言葉をかけても耳に入らないように見えることも多く、反応がないと、かける言葉も減ってしまうという現実があります。
言葉をたくさんかけることはインプットであり、インプットがなくてはアウトプット、つまり発語にはつながりませんので、日々根気よく言葉をかけることが大切です。
効果的な言葉かけのヒントとして、赤ちゃん向けの絵本をイメージしてみましょう。
「赤いリンゴがあります。おいしそうなリンゴです」
これは普通の文章ですね。実際に、子どもに言葉をかけるとしても、「赤いリンゴだよ、おいしそうだね」というような語りかけをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
優れた赤ちゃん向けの絵本であれば、「赤、リンゴ。ピカピカ、おいしそう!」こんな風になるでしょうか。
・言葉にリズムがあること
・短い単語であること
このようなイメージで、語りかけてみましょう。
有元 真紀
株式会社コペル
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