「儲かっている社長」には必ず儲かる理由があるという。そば屋の住み込みから160億円を超える不動産を所有するまでになった税理士大家の鳥山昌則氏の『家賃収入11億円の税理士大家がこっそり教えるお金の増やし方』(現代書林)から一部を抜粋し、どんどんお金を増やす人の考え方や行動特性を紹介する。

お金持ちは常に学び続ける習慣を持つ

私が知る限り、お金持ちといわれる人たちは、常に「お金儲けのスキル」を磨き続けています。尊敬できる人物を手本に、考え方や言動を学んだり、ビジネスや経済に関する書籍を読んだり、セミナーに参加したりと、常に学び続けているのです。

 

私も、いつも自分がもっている情報をアップデートすることを心がけています。

 

ちょっとした移動のすき間時間に本を読む。

 

税金に関する情報も見逃さないようにし、「賃貸住宅新聞」や「家主と地主」など、不動産投資に関する媒体だけでなく、経済新聞やチラシも必ず目を通すようにしています。

 

まわりからは「知っていることばかりじゃないんですか」と言われますが、実際には、毎回、新しい発見があるのでやめられません。

 

さらに「重要だな」と思われる記事などは切り抜いたりコピーをとったりして、家の決まった場所に保管しています。すると「そういえば、あそこにあんなこと書いてあったな」と思いついたときに、すぐに見つけることができるのです。

 

税理士に限らず弁護士など、難しい国家試験を突破してやっと資格を得られる仕事をしている人には、当時の情報でストップしてしまっている人が少なからず見受けられます。

 

しかし、難関を突破したとはいえ、毎年、一定数の合格者はいますし、過去に合格した現役の税理士もゴロゴロいます。クライアントにとって「どんなに難しい勉強をしてきたか」は関係ありません。「お客さんの望むものを提供」しようとするのであれば、求められるサービスについての知識や情報を常に学び続けていなければならないのです。

 

私は「税務と不動産経営に関することなら、お客さんから電話で問い合わせされたらなんでも即答できる」ことを目指し、そうあることにプライドを持っています。

 

ごくたまに確認が必要な内容もありますが、必ず期限を決めて調べて回答します。

 

そんな積み重ねが、素早い決断と行動につながるだけでなく、お客さんに飽きられずに商いを続けていられる秘訣の一つなのではないでしょうか。

次ページ知っていることと実行することは違う
家賃収入11億円の税理士大家がこっそり教えるお金の増やし方

家賃収入11億円の税理士大家がこっそり教えるお金の増やし方

鳥山 昌則

現代書林

そば屋の住み込みバイトから160億円の不動産を所有するまでになった税理士大家さんがお金の増やし方を指南する。 保有している物件の資産価値は160億円、物件数は80棟、800戸。年間11億円の家賃収入を得ている一方で、5つの…

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