取引先の皆さんにも「感謝の気持ち」を贈ろう
【事例】 取引先にも感謝の気持ちを伝えることが大切
社員だけではありません。前述のように仕入先や得意先、納入業者、運送会社のドライバーの皆さんにも果実や野菜をふんだんに送ってきました。
夏には暑いなかで商品を運んでくれていることに感謝を込めて、ドライバーに2リットルの水とお茶を1箱ずつ渡しているほか、流通センターの一角には納入業者専用の「休憩場所」があり、水やお茶、コーヒーなどの入った「飲み物収納ボックス」を設置しています。また、納入後に腹ごしらえができるよう、即席カップ麺などの簡単な食べ物も置いています。
なかには当社に納入するタイミングに合わせて休憩場所を利用し、トイレを済ませて仕事に戻るのが日課になっている人もいるほどです。当社のトイレはすばらしいそうです。そうやって休憩場所やトイレを使ってもらえるのは私の本望ですから、うれしい限りです。
こうした普段からの付き合いによって、どのドライバーも当社に納入する商品を丁寧に扱ってくれます。工場内にゴミが落ちていれば拾ってくれますし、空台車があれば片付けてくれます。たまに「田舎に帰りましたので…」と地元で採れた新鮮な野菜を持ってきてくれたり、菓子箱を持ってきてくれたりということもあります。
神吉武司
株式会社吉寿屋 相談役