マイホームを購入した社員には「100万円」のご褒美を
【事例】 子どもの入学祝いを幼稚園から大学まで
子どもと関連した報奨はまだあります。当社では社員の子どもの入学祝いを幼稚園から小学校、中学校、高校、大学まで5回にわたって支給してきました。
義務教育の間は、公立校なら授業料はそこまで高額ではないので文房具などをプレゼントしていますが、高校以上になるとお金になります。具体的には正社員の高校生・専門学校生には月額1万円、大学生には月額2万円、準社員の子弟にはその半額を授業料の補助として支給しています。
ある社員の家庭では、一番上のお子さんが幼稚園、小学校の入学祝いをもらうのを見て、下のお子さんが「お父さん、僕が学校に行くまで辞めんといてな」と言ったそうです。そうした意図はなかったのですが、子どものために社員が長く勤めてくれるという副次的な効果もあると気づかされたものです。
さらに子どもへの入学祝いだけでなく、マイホームを購入した社員には上限100万円の祝い金を支給してきました。
子どもの進級やマイホームの購入は喜ばしい人生の節目である一方、出費がかさむタイミングでもあります。そうした金銭的に大変な時期にこそ、会社としてできる限りの援助をする。それも会社のために頑張って働いてくれる社員に報いる方法の一つです。