知識の活用では「繰り返しのトレーニング」が要となる
知識やスキルをリアルワールドでどう活用するか、どうアウトプットのレベルを上げていくかは、緊張感のある場所でどれだけ特訓するかにかかっています。スポーツと一緒で体に染み込ませるくらい繰り返しトレーニングすることが重要なのです。
「ロールプレイ」を用いた体に染み込ませる特訓方法
以前、ある企業の研修で、ロールプレイトレーニングを開催しました。録画した自分のロールプレイをチームで見ながら、仲間同士でフィードバックしていくスタイルです。あまり成果を残せていない対象者には、研修の度に繰り返しロールプレイをしてもらいました。体に染み込ませるまで特訓することが、リアルワールドでの成果につながるのです。
研修をサポートしていた方は、その成長を目の当たりにして、「最初は面倒くさいと思いましたが、こんなに成果が出るのですね。自信もついたみたいですし、パフォーマンスも発揮できています。本当にやってよかったですね!」と興奮気味にお話をされていました。
さらに、学びがパフォーマンスにつながった経験をした人は、よき指導者になります。自分自身が研修で成長したという実感があるので、後輩や部下が成長するまでの期間を信じてサポートをし続けることができるからです。きっとこの方も将来よき上司になるのでしょう。