不動産の購入は何を基準にして判断するべきなのか?
地域の人口動態や産業構造から「入居率」の維持を確認不動産ポータルサイトの情報は、すべての情報が間違っているわけではありません。むしろ正確なものがほとんどでしょう。では、いざサイトで希望通りの物件を見つけたとき、それを買うべきかどうか、どのような基準で判断すべきでしょうか。 まず、その地域の人口動態や産業構造などから「どれだけ高い入居率を維持できるか」を調べる必要があります。これらはインターネットで検索したり、その地域の役所の土木課、建築…
不動産ポータルサイトの物件情報はどこまで信用できるのか?
不動産ポータルサイトの利回りは信用してはいけないターゲットとなる物件の条件も予算確保の方法も分かりました。では、いざ物件を探すにはどうしたらいいのか――多くの人は不動産ポータルサイトを見るか、収益物件専門の不動産会社を探すと思います。しかし、前者はお勧めしません。 現在、物件探しの主流はインターネットです。希望の物件があるエリアにわざわざ行かなくても建物の様子や価格、利回りなどの情報を簡単に入手できます。 「スーモ」や「ホームズ」「ヤフ…
医師だから活かせる絶大な「レバレッジ効果」とは?
レバレッジ効果は「借金」をすることで生まれる融資とは借金です。日本人は「借金=悪」と考える人が多く、「借金をすればいいでしょう?」と言うと、ほとんどの人が「とんでもない!」と答えます。特に事業資金を借りると聞くと、「あそこは自転車操業をしている」と後ろ向きにとらえるようです。 起業が盛んな欧米と違い、日本では借金に対して小さい頃からマイナスのイメージを植え付けられているからでしょう。しかし、私たち資産運用の専門家から見れば、それはただの「…
なぜ銀行は「医師の不動産投資」に好意的なのか?
金融機関は医師にお金を貸したがっている!?日本政府は景気対策のために今後も金融緩和を継続していく方針のため、金融機関にはお金が余っていくはずです。 「インフレが進むなか、労働人口の大多数を占めるサラリーマンの収入は上がらないだろう。リストラだってあり得る。ならば少数でもお金持ちへ。そのなかでも将来の安定性が約束されたドクター。特に勤務医だ」。このようなロジックで金融機関は、今まで以上に医師へお金を貸したがっています。 ある銀行員は「年収50…
「医師」という仕事が不動産投資で有利に働く理由
安定した入居率を狙うなら予算は1億円必要物件選びについてだいたいの目処が立ったら、あとは、実際に物件と不動産会社が作成する収支計画書を吟味していきましょう。ただし、決めるといっても大前提として予算がなければ購入できません。 ●新築鉄骨造アパート●新築RC(鉄筋コンクリート)造マンション●中古鉄骨造アパート●中古RC(鉄筋コンクリート)造マンション このなかでもっとも安価なのは中古鉄骨造アパートです。しかし、これでも首都圏の物件で安定した入居…
多忙な医師がはじめに買うべき不動産は「RC造がいい」理由
メンテナンス費用を考えるなら木造物件は避けるべき時間のない医師にもっとも適するのは、損をしにくく節税効果も高い不動産運用。しかしながら、当然どんな物件を購入しても損をしないわけではありません。一言で収益物件といっても中身は千差万別です。プロでさえ、常に最新情報を入手するために努力を続けていないと時代の波に乗り遅れてしまいます。 では、医師が最初に買うべき物件はどのようなものなのでしょうか。本連載では建物の話からはじめましょう。 収益物件…
資産形成を「他人任せ」にしても結果が出ない理由
医師には金融商品のセールスも押し寄せてくるが・・・筆者にコンサルティングを依頼される開業医の「決算書」や「資産状況」「事業借入返済予定表」などを見せていただくと、しばしば驚かされることがあります。 「これまで余剰資金をコツコツと貯めてきた」という方でも、よく見るとほとんど銀行預金や郵便貯金に預けてあるだけという場合が多いのです。なかでも目立つのが「保険」の占める割合が多いことです。多額の生命保険に入ったまま何年間も保険料を支払い続けてい…
超多忙な医師ほど、リタイア時期に資産が形成できていない現実
「投資は危険」「預金は安心」という日本人の先入観残念ながら、日本人の多くは投資や資産運用といった事柄に対し、「リスクが高い」という先入観を持っている人が多く、さらには「ギャンブル」のようだと感じている人も少なくありません。 こうした思想が根付いた背景には「学校教育で一切投資教育を行っていない」ことが大きいのではないでしょうか。投資教育が行われていないために、日本人の多くは自分の資産を運用するという発想すら持っていない人が多い傾向にありま…
医療制度の変革と共に開業医の人生設計を見直すべき理由
医療形態は「待つ医療」から「在宅医療」へシフト外へ出る医療のニーズは政府による「在宅医療」の推進にも後押しされています。現在、政府は高齢者の増加に伴い「施設から在宅へ」という在宅医療・介護の推進を打ち出しており、自宅で療養し、最期を迎えることができる体制作りを進めています。これらは「地域包括ケアシステム」と呼ばれており、地域と医療、介護サービスなどが相互的に働き、高齢者や患者さんの暮らしをサポートしていく仕組み作りが始まっています。 政…
富裕層への課税強化――開業医の資産も狙われている!?
個人資産が国に厳しく管理される時代が到来開業医を取り巻く環境は、今大きく変化しつつあります。 たとえば消費税率上昇による増税に合わせた「富裕層への課税強化」という動きもそのひとつです。2015年1月以降、所得税の最高税率は40%(課税所得額1800万円超)から45%(同4000万円超)に引き上げられました。相続税も、基礎控除枠の縮小、最高税率が6億円超は55%に見直されています。 さらに、これまで各種所得金額の合計額が2000万円を超える人に求められていた「財…
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