注意② 因果関係を間違えると「トンデモな結論」を導くことに
A氏とB氏が似ているとしても、A氏がB氏の親だとは限りません。子かもしれないし、きょうだいかもしれないし、偶然似ている他人かもしれないからです。
同様に、似た動きをするものがあっても、どちらかが原因だとは限りません。「アイスクリームが売れる日は水の事故が多いから、アイスクリームの販売を禁止しろ」というのは馬鹿げていますね。気温が高い日はアイスクリームがよく売れるし、同時に水遊びをする人が増えるので水の事故が増えるのです。
因果関係の話は重要なので、別の機会に詳述することにしましょう。
注意③ 便利な「前年比」も、機械的な比較をしてはキケン
統計を見る時には、前年比を見る場合も多いですね。2月のチョコレートの売上を1月と比べてもあまり意味はありません。バレンタインデーで増えたのか人々の好みが変わったのか景気が良くて売れたのか、判断できないからです。しかし、昨年2月と比較すれば、人々の好みが変わったのか否か、景気が良かったのか、判断する材料として重要なものになるでしょう。しかし、前年比にも注意が必要です。
昨年8月に五輪があり、テレビがよく売れたとします。今年8月のテレビの売上の前年比はマイナスになるでしょうから、販売員が社長から「サボっていただろう」と叱られてしまうかもしれません。
そうしたことが起きないようにするためには、前年比よりも「季節調整値」というものを見ることが望ましいのですが、前年比と季節調整値の話は長くなるので、別の機会に詳述することとしましょう。
