LINEの返信なし、電話も出ない…新幹線に飛び乗った娘
東京で暮らす真理さん(52歳・仮名)は、子育てをしながらパートで働く多忙な日々を送っています。その中でも、福島で一人暮らしをする母・永代さん(79歳・仮名)に3日に一度、LINEを送るのが習慣でした。
スマートフォンの操作が苦手な母ですが、毎回長文とスタンプで丁寧な返信をくれます。それを見るたびに「今日も元気そうだ」と安心していました。
ところが、昨年8月のこと。
「今日は特に暑いから、気を付けてね!」―― いつものように送ったLINEには既読が付いたものの、いつまでたっても返信がありません。
電話をかけても出ない母。「何かがおかしい」と胸騒ぎがしました。警察へ相談することも頭をよぎりましたが、「出かけているだけかも」「大げさだったら申し訳ない」と、その日は様子を見ることに。
しかし翌朝になっても状況は変わりません。いても立ってもいられなくなった真理さんは、有休を取ると始発で新幹線に飛び乗りました。
「待ってて、今すぐ行くから」
実家に着き、合鍵で玄関を開けると、台所の床で母がぐったりと横になっていました。すぐに救急搬送され、診断は熱中症と脱水。幸い命に別状はありませんでしたが、医師からは「発見が遅れていたら危険だったかもしれません」と告げられたのです。
